地元の神社での和太鼓演奏が雨で流れて、それ以来の練習となりました。
かねてから考えていたのですが、持ち曲を従来通り演奏するのはそれはそれでよいのですが、それで観客は満足するんだろうか・・・。
ま、若者の太鼓集団なら迫力満点の演奏に観客も沸くと思えますが、いかんせん「お年頃」集団、演奏の動きが決まっているとか、迫力の音圧で奏でるとか、演奏の妙があるとかお世辞にも満点ではないように思えます。
従来の演奏は、ほぼ全員で同じフレーズを同じように打つというスタイルです。
打ち手が何人いようが同じことをやります。
現在チームメンバーは9人いますが、それは9通りの音が出せるという事、けれど今までは人数にかかわらず締め太鼓、長胴太鼓、にリズムを刻むドカンの組み合わせで皆で同じフレーズを打っていました。
その演奏形態に甘んじず今後、持ち曲のバリエーションを開拓していく予定です。
音や動きに変化をつけるため、リレー形式を採り入れたり、掛け合いを増やしたり。
今回の練習では誰もが打てる「勇み駒」の開拓に取り組みました。
今回初のチャレンジなので手探りしながらカタチにして行こうと思います。
1回し目は通常パターン、2回し目は大きな掛け合い、3回し目は1番細かい掛け合いでやってみました。
打ちなれている曲なのに、掛け合いで打つとぎこちない演奏になります。
繰り返すフレーズの数さえ間違う始末、人間の記憶がいかに曖昧なのかをさらけ出す結果となりました。
それでも体が覚えている事は絶対の強み、通しで打ってみると正しくフレーズを再現できます。
持ち曲を再認識するという意味でも重要な練習となりました。