世田谷の自チームで八丈太鼓の練習を本格的に始動させようと画策しております。
八丈太鼓には曲がなく、個人の裁量でいかようにも叩いて楽しむ芸能太鼓です。
チームがますます高齢化するにつれ、曲を皆で覚えて打つというのが相当な負担になる事が想定されます。
その点八丈太鼓は覚える曲がないので、高齢者の不得意技である覚えねばならん事からの解放が期待できます。
高齢者は覚えるより忘れる方が得意ですから・・・。
チーム内でもそれを認めて、すぐに初期化する、と笑い飛ばしております。
八丈太鼓の練習方法は、先日八丈島での練習体験を参考に。
まずは4つの下拍子を全員で練習。
ゆうきち・ほんばたき・しゃばたき・ぎおんばたき・の4つ。
これは複数人数でも同時に練習できます。
チームには八丈台が2台あるので一度に4人、
締め太鼓の台座を使えば、位置は低いけれど横打に転用できるかも知れません。
そうすれば6~8人で同時に練習可能となります。
4種類の下拍子を低・中・高速で打った後に上拍子の練習、これは「黎明」を応用する事を考えています。
覚えている曲で、それぞれフリを工夫してみる。
フレーズを創る事よりもバチ回しや左右の手の扱いに慣れる事を優先します。
これも既存の曲を使う事で、皆同時に練習できます。
同時に「黎明」を完全マスターする事になるので一石二鳥。
一通り基礎打ちが終わってから、回し打ちで実際に一人ずつ打ってみる。
1人が長く打つのは他の人の練習時間を奪うのであまりよろしくないので時間制限を設けます。
一人3~40秒の時間設定を行い、なるべく多くのメンバーが打てるように配慮します。
8人で一回しして全体で5~6分で納まれば1時間の練習内に一人10回くらいは打てる機会があるかと。
現地では交代の時、縁をカンカンカンと打ち、交代の合図としていました。交代する人も、縁をカンカンカンと打ちながら入って行きます。
回し打ちでは自分なりのフレーズやストーリーを打つ練習を行います。
できればフレーズやストーリーは自宅であらかじめ組み立てておいて、それを練習の場で太鼓で実際に打ってみる、音や動きを確かめてみるようにしてもらうとよいと思います。
八丈太鼓の練習のウィークポイントは、上拍子を全員同時に打てない事。
そのために八丈島では別の部屋で練習している団体もありました。
1人当たりの時間設定は、やりながら検証していこうと思います。