八分がポイント | 法被衣(はっぴい)の和太鼓な生活

法被衣(はっぴい)の和太鼓な生活

和太鼓その他のあれやこれやを綴ってまいります。

埼玉の和太鼓チームの指導におじゃましました。

 

いきいき大学の一環で活動している高齢者チームですが、

新人の加入もありイベントにも積極的に参加しています。

 

新型コロナ禍下でも利用している公民館が使えるため、12人ほどで練習に励んでいます。

 

基礎打ち:太鼓を打ち始める時、打ち終わった時のバチの位置が太鼓の面になるよう伝えました。

これが正解という訳ではなく、バチを上げた状態から打ち始める打ち方もある事を説明、

いろいろなやり方がある事を伝えました。

他を知らずに一つのやり方に固執する「井の中の蛙」状態は避けたいものです。

 

小さめの音を出す場合はバチ先の高さが面から10~15cmくらいの目安で。

中くらいの音は3~40cm、大きな音は90cmくらい、最大音は腕を上げきるところから。

バチ先の高低で音の大きさを可視化するという事をやりました。

 

これを決めておくと演奏時見た目が揃い美しい演奏になるかと思います。

 

八分の練習もしているのですが、いざ曲演奏になるとテンポが速くなってしまいます。

ドンドンドンドントコトコトコトコのトコトコトコトコのところで上がってしまいます。

ここは上がる方が生理的に自然なんですが、きちんとテンポを認識する事が重要である事を伝えました。

 

自分の中のメトロノームを構築する事、太鼓を打つ上で必須項目です。

これが崩れると太鼓になりません。

 

今回は大型テレビモニターとノートパソコン、ビデオカメラを持ち込み、

演奏をその場で再生、自分の打ち姿を確認してもらいました。

 

自分の姿を見る事が一番の勉強になるので、自分なりの課題をみつけ、

課題克服の努力をする事がレベルアップの近道である事を伝えました。