埼玉のチーム指導におじゃましました。
新人も3名入り、9月の演奏会に向け練習をしていますが、全体的に基礎のところがまだまだという印象デス。
基礎打ちに関していくつかアドバイスをしました。
健康に気を遣うなら腹八分ですが太鼓の基礎も八分でと!?
八分でとは八分音符を基準にする。
トコトコトコトコを基準として必ずここに立ち返るような形で練習します。
トコトコトコトコを口唱歌をしながら全員で同じテンポを共有する事に集中する。
その中に四分や十六分を混ぜてみる。
トコトコトコトコドンゴンドンゴントコトコトコトコ・・・。
八分だと♩=140くらいでも口唱歌は可能ですが、16分は口で言えないため
その場合はトロロロトロロロトロロロトロロロとでも言って、トロロロのトで頭を意識する。
八分を打つ時はどこにもアクセントをつけずにフラットに打つ。
頭出しをカウントするためにドコトコトコトコはNG、あくまでもトコトコトコトコ。
16分も同じでフラットに打つ事を目指します。
基礎打ちの段階でアクセントをつけるとそれがクセになり後で直す事がたいへん難しくなります。
フラットに打つ事、アクセントをつけて打てる事、両方で練習するように伝えました。
次にやったのは強弱の打ち分けです。
皆さんの打ち方をみてまずはバチの振り方を是正、力が入っている人が多いので力を抜いて打つ事を伝えました。
チカラで打とうとすると疲れて長続きしないし、音も硬いデス。
太鼓体操でやっている力を抜いてバチを鼓面に落とす、を思い出して脱力を意識するように。
練習シーンで、音が合わな~い、というのはよくありますが、
どうすれば合うようになるか、をわかって練習しないと時間だけ経っちゃいます。
このどうするかを提示するのが指導者の役目と思います。
音があっていないのは誰でもわかりますが、こうすれば音が合うようになりまっせ、というのを具体的に提示できる事が大事。
音が合わないのは、まだテンポ感の共有ができておらず、個々人のレベルもまちまちというところに起因していると思います。
乱暴な言い方をするとそれぞれが自分のペースで打っている。
今回は八分に立ち返る練習方法を通してテンポ感を共有する指針を出しました。
基本に立ち返る事が大事と思います。
む、基本だニャ!!