短答が終わり、日商簿記1級も終わったので、仕事のことを書きにきました。
現在は、都内の上場企業で経理の派遣をしています。
スタートしたのが2月中旬でした。
ここまで4ヶ月半。
頑張ったなぁと、自分で褒めてもいいかなと思うぐらいには頑張りました。
というよりも、頑張らないとヤバいほどに前任者さんが優秀すぎました。
仕事
上場といってもピンキリです。
有名か聞かない会社か、売上すごいかまあまあか、主要都市か地方か。
上場企業数だけでも4,000弱になるようですし。
プライム、スタンダード、グロースと、市場の区分もさまざまです。
今の所属している企業は、子会社が多いことと海外があるという特徴があります。
私が担当しているのは子会社が2社。
大きい上場企業になれば、派遣さんがしている業務は、現金出納の担当になったらそればかりとか、売掛金だけとか、売上げ周りだけとか、そういうのが普通にありますが、基本的には担当会社を丸っと見ています。
私が担当している会社は小さいので、銀行オンライン決済も、社員の領収書のチェックも、月次の単体での仕訳起票も、なんでもやります。
さらには、米ドルとポンドとユーロも銀行決済で扱っているので、その流れで帳簿が外貨で設定されており、当然に仕訳も外貨で計上をしています。
そのため外貨があることで一番面倒なのが、為替差損益が出るところですが、それ以外は、あまり大きな違いはありません。
前任者の方から最後にお手紙いただいたのですが、そこに「トリプルコンボ」ってありました。
複数の会社、複数の海外、複数の外貨、複数の銀行。
米国の銀行もありますし、日本の海外バンクもありますし、複数銀行の複数口座があるので、しばらく混乱しっぱなしでした。
この状態を、経理初心者がするんです・・・必死にならないと何もできません。
ダメダメ期
最初の頃は、本当にダメすぎました。
あまりにも現実の壁の高さに何回も泣いて、最初の1週間が終わった後には「私が手を引いた方が会社のためじゃないか」と思って、周りに相談しました。
それを支えてくれた方が何人かいて、やめずになんとか月末までやり抜き、そして前任者さんが抜けて、さらに1ヶ月なんとか持ちこたえ、さらに1ヶ月で少しずつ担当会社の社員さんの不安を取り除き、さらに1ヶ月で社員さんにとりあえず安心してもらい、ちょっとずつ信頼してもらいつつある今に至ります。
当初は「マウスが不安ですね、大丈夫かしら」「操作が不安ですね、大丈夫かしら」って、担当の社員さんからた〜っくさん言われていたのですが、今は「〇〇が不安ですね」と不安がられる言葉は消えました。
それに、不安ですねの後には、「スピードをもっとあげていきましょう」ってたくさん言われ続けましたが、それもなんとか最近は聞かなくなりました。
一時期は、「モトさんの積み残しはこちらで巻き取りますので」と毎月の月次業務で言われたので、ただでさえ残業している社員さんに巻き取らせるのはダメってやつじゃんと自分に喝を入れて、スピード重視で業務をぐいぐい進められるように頑張っていました。
で、やっと6月(5月の締め)になった段階になって、月初に1回だけ「残ったら私が巻き取ります」とプレッシャーかけられただけですみました。
今は、海外の単体2社分とホールディングスの単体部分の月次業務をフルでしています。
完全に独り立ちではないですけれど。
ちょっとわかりにくいAccessの不一致なんかは、まだまだお手上げです。
売上はとにかく複雑です。
やっと最近、構造がわかってきたんですが、ExcelとAccessのどことどこがつながって、仕訳が最終的にどう固まるかというところの鮮明な絵はまだできていません。
簿記でやる売上なんて、ある意味あっという間なのに、実務は全く違います。
あとは最近インボイスも研修を受けたのですが、実務が動かないとまだピンときません。
もとい個人事業主の経験があるので、いまでいう免税事業者とか分かります。
でもそれよりも企業の課税事業者や登録事業者のあたり、制度がまだふわっとしています。
イレギュラーのケースがまだ頭に入っていません。
Accessもクエリがいまいちだし、インボイスもいまいちだし。
短答の勉強をしたいのですが、この2つもちょっとはわかるようにしておきたいという欲もあります。が、それをやっていたら、いつまでも勉強できないわ。
何を優先すべきか、タスクが漏れないように、日曜日のうちに1週間の流れをしっかりとおさえこんでおくことは重要だなと、今週ひしひしと痛感しました。
この2週間、けっこうダラダラと仕事をしてダラダラと勉強してたので。
タスクの漏れがひどすぎました。
試行錯誤しながら、仕事と勉強を両立できるようにしていきたいです。