夢みるyume日記~初恋結婚から転勤族妻へ・:*〜 -2ページ目
ヨーロッパで第二子を出産したお話です。
宜しければお付き合いください。
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夫が病室に来て
少しだけ心が落ち着きました。
夫の存在は偉大です。
彼も
手術着にお着替えして
いざ手術室へ。
前回はコロナ禍で
会うことすら許されなかった出産。
今回は立ち会いできた
手術室前で
検診でお世話になった
ドクターに遭遇しました。
今日は私の執刀のために
わざわざ違う病院から来てくださいました。
このドクターに私は何度救われたんだろ。
前回の流産の時も彼が担当してくれました。
「日本での常識は常識とは限らない。」
と言うことを教えてくれました。
ドクターとハイタッチして
いざ手術室へ。
手術室は驚くほど小さくて。
小さな空間に
人が10人くらいキツキツに。
だからね
私の恐怖心が薄くなっていきました。
麻酔も想像より痛くありませんでした。
前回は麻酔が効きすぎて
大変な事になりましたが
今回は適量だったのか
切っている感覚が!
「あぁ、ヒリヒリする
」 なんて言っていたら
誕生!
今回驚いたのは
赤ちゃんの体重が
3120gあったこと。
妊娠期間が終わるまで
つわりはずっと続き

とにかく毎日
生きることが苦しかった。
とても頑張って
食べていたけれど
体重も増えず。
検診でも
色々言われていたから
ここも結構不安でした。
でも
赤ちゃんが元気であることと
この体重を聞いて
ホッとしました。
この後
少しだけ
カンガルーケアをして
私のお部屋へ。
病院側が着せてくれたお洋服がくまさんで
かわいい
ここから
赤ちゃんは
お部屋を出ることは
一瞬もありません。
24時間一緒
※日本のように病院側が預かる
と言うことはありません笑
そんな場所すらないの。
先生がお部屋にいらっしゃるスタイル。
帝王切開したばかりだけれど
授乳をして
オムツ変えをして
あぁ疲れたなぁと思ったら
じゃあ
歩行するよー!!!
と、、、

え、、、
お腹を切られて4時間
日本だと
24時間後だった歩行が
4時間で歩行だと!???
むりむりむりむり、、、
と思っていましたが
歩行してみると
意外にも出来るもので、、、
この後
尿管をとり
シャワーを浴びさせられ
ベリーグッドよ
何かあったら言ってねー!
と言う言葉と共に
大量のマッシュポテトが届き
(日本だとお粥)
日常がスタートしました
色々な管は
瞬く間に消え去り
ここからは全て自分で。
授乳クッションなんてものはないから
切られたばかりのお腹に
赤ちゃんをのせるのも
痛い痛い。
赤ちゃんを持ち上げて
コットンに入れると言う
簡単な作業すら
激痛の私には至難の業。
だからね
出産してから
暇な時間は一瞬もなく
家族に
赤ちゃん産まれた報告をしたのは
ずっと先のことでした

そうこうしていると
夫と娘が帰宅。
2人の初対面。
娘は喜んでいました

あぁ、、、よかった

娘は幼稚園で
ブレスレットを作ってきてくれ
プレゼントしてくれました。
そのブレスレットをつけて
元気をもらった日々。
本当にありがとう。
娘と夫が
お部屋に来て
家族が揃いました

ドタバタだけれど
新たな家族のスタートが
みんな一緒でよかった。
この後
たまーに看護師さんが来て
お風呂の入れ方を伝授。
そして
去っていく。
こんな感じで2泊3日。
ついに
退院の時。
赤ちゃんの退院着。
「hello world」
の文字がかわいい
お帽子と靴
お世話になっている
マダムから
退院の日にプレゼントも!
入院中も
美味しいいちごやドリンクを届けてくれました。
まるで母みたい。
いや、、、母でした。
日本人である私は
彼女にとても救われました
2泊3日
短いなぁと思っていたけれど
基本的にお部屋には誰も来ないので
お家にいるのと変わらない
2泊は妥当なのかも、、、
と思いました。
みんなに支えてもらった出産。
1人では無理だった。
産むまでは
毎日不安で不安で。
ヨーロッパでの出産を決めたけれど
この決断で本当によかったのか...
日本で産む選択をすれば
こんなに不安な気持ちは
一切なかっただろうと思い続けた日々。
だからね
無事に出産できて
お家に帰れるとなった時に
ホッとして
涙がポロポロ。
クリニックからお家までの景色を
ぼっーと眺めて。
いつか
大きくなったら
自分の産まれた街を
見に来てほしいなぁ。
とても美しい街だよ。
こんな感じで
4人家族となりました。
長々とお付き合いいただき
ありがとうございました。
もう
手が届きそうなところに
夏が迫っている5月。
あたたかな日差しが眩しい日に
男の子を出産しました。
前日まで待っても逆子が治らず
39週1日での
帝王切開となりました。
※ヨーロッパでは
1度目が帝王切開でも普通分娩可能です。
「日本だとね
1回目が帝王切開だと
2回目も帝王切開なんだよ〜」
なんて話したら
周りのスタッフの方々が
とても驚いていました。
「いつのことを話してるの?
今は中世じゃないわよ」
ってね。
こんな感じで
ヨーロッパでの出産は
日本と違う事だらけで
驚きがいっぱいでした。
お腹を切って4日目には
コロッケ作っていたのも
今となってはいいネタです。
とりあえず
当日のことでも書こうかな。
宜しければお付き合いください。
*****
朝7時にクリニックへ。
この国でのスタンダードな出産は病院です。
病院だと無料で出産できます。もちろん検診も。
でも病院はとにかく過酷。
用意されているのはベッドだけなので
トイレットペーパーやお水など
全て持参する必要があります。
だからね
妊婦はキャンプに行くくらいの
大荷物で病院にへ行くらしい。
そしてヨーロッパでは基本
お食事は期待できません。
にんじん1本とかパンとハムとか。
あと言語も英語は通じない。
そして子どもは病院立ち入り禁止。
こんな感じが国立病院のお産。
我が家は
この国ではめちゃくちゃ少数派の
クリニックでの出産
を選びました。
なぜなら
家族みんなで泊まれる
ファミリールームがあったから。
今回海外出産するにあたり
頼れる人はいません。
日本から両親も来ない。
となると
娘のお世話はどうなる???
と、、、。
ごはんとか
スクールへの送迎とか...。
いっぱい考えて
ベストだと思ったのが
ファミリールーム。
正直
帝王切開した後の血まみれ状態で
ファミリールームってどうなの?
と思ったけれど
娘の預け先もないので
この決断になりました。
と言う事で
手術当日の朝
クリニックの受付へ。
ここへ来るのは2回目。
こちらでは
先生を選んで、出産場所を決める...。
と言う感じでね
私は前日までは違う病院でお世話になっていました。
そこでお世話になっていた先生が手術を担当します。
なので
このクリニックは産むだけ。
2泊だけお世話になる場所
と言う感じです。
まったく来たことのない場所でお産って
とても不思議な感じです。
日本と全然ちがうよね。
7時45分
ドキドキ緊張しながらも
病室へ案内していただきました。
早速
手術準備がスタート。
お洋服を脱いで
手術着に着替えるのですが
急にね
とても怖くなってきました。
何を言っているか
分からない方々に囲まれて
今から私はお腹を切る。
手術の説明をしてくれているけれど
ちんぷんかんぷん。
そして
手術の麻酔は座って腰に打つ
と言っている。
「日本のように寝ながらではなく
座ってなのかぁ」
と
自分の知らないことが
今から行われると思った瞬間、、、
めちゃくちゃ怖くなってきました
なんかね
刑務所で死を待つ気持ちになり
息が上手にできなくなりました。
これは過呼吸??
さらに全身が揺れている。
止まらない。
私、震えてるじゃない
怖い怖い怖い、、、どうしよう。
点滴が始まっていたけれど
どうにかこの点滴の針を抜いて
逃げなくては。
と本能的に思ったのでした。
これは
言葉で言い表せないくらい
本当に怖かった
言葉が通じない国で
出産する事の難しさを
心から実感したのでした。
ミッドワイフが話しているけれど
震えが止まらない
怖い怖い
涙も止まらない。
でも
全然うまく伝わらない。
私のこの気持ちは
誰にも届かない悲しさ。
そして
同時進行で
やる事はたくさんあってね
まず
産まれる前に
名前を決めなくては
いけません
日本みたいに
お顔見てから決める♡
なんて事は許されないこと。
その書類作成で
誰も私のケアどころではない...笑
ちなみに
なぜ産まれる前に
お名前を決めなくてはいけないのかと言うと
この世に産まれてきて
お名前がないなんて
人権がないのと一緒...
とのこと
国によって全然違うよね。
この後
スクールに娘を送り終えた夫が登場。
少し心が楽になりました。
つづきます。
ハロウィンの季節が過ぎ去り
一気に街はクリスマスムードが広がります。
最近
デンマーク🇩🇰へ行ってきたので
この思い出も書きたいのですが
(コペンハーゲンめちゃくちゃよかった!)
その前に
ハロウィンの思い出を。
宜しければお付き合いください。
******
今年は
スパイダーガール
になりました🕷️
ヨーロッパ生活5年目にして
ようやく、ようやく
ハロウィンらしさある仮装になりました
スクールは
ハロウィンムード全開です。
ワクワクしながら歩く道。
ヨーロッパの朝は
0度なので
スクールの制服である上着を着て。
いつもは
バスで登園しているので
私はとても久々に来る娘の学校。
そうそう!
お菓子を入れるバッグを買い忘れてしまい
急遽カゴを持っていきました
スクールの入り口では
ジャックオーランタンが出迎えてくれます。
娘も頑張って作ったんだとか
お菓子もいっぱい。
この他にも
レモネードやホットティーも
用意してくださっていました。
8時から10時までは
保護者参加オッケーのパーティーでした。
保護者の気合いも
それはそれは素晴らしくってね。
私たちも
とても楽しかったです。
やはりこう言う時は
思いっきり楽しんだもの勝ちですね。
ちなみに
今年の仮装は
アダムスファミリーの
ウェンズデーが大人気!
みーんな
黒三つ編みのカツラを被り
黒ドレスに
怖い手を持っていたよ笑
このパーティーのあと
こども達は
マジックショーや
先生達のショー
そして
TRICK or TREAT
を楽しんだようです。
お菓子もいっーぱい持ち帰ってきました。
この日はホームワークもないし
嬉しいがいっぱいだったみたいです。
うん。よかったよ

5歳になった娘。
きっとこの辺りからの記憶って
本人の頭の片隅に残るのかなぁ。
そう思うと
より一層
こう言うイベント
を
大切にしたい気持ちです。
娘の家族での思い出が
楽しかった記憶でいっぱいになるように
今年のクリスマスも全力で
楽しもうと思います!!!
クリスマスホリデーは
念願の
ロンドン旅の予定です。
ピーターラビットを観て育ち
大好きな映画は
・ノッティングヒルの恋人
・アバウトタイム
・ラブアクチュアリー
なので
もーーー、、、ずっとずっと
憧れていた場所。
こちらも楽しみです。

