先週からフィギュアスケートの国別対抗戦が東京で始まって、昨日日曜に行われたエキシビションで終了しましたが、私も拝見していたのでその感想です。
今回の試合は珍しく木曜から3夜連続で誰でも見られる地上波のテレビでも一部ライブで放映されましたが、男子の方の解説者が町田樹さんとのことだったので、ライストだけでなくテレビでも拝見しました。
そしたら町田さんの解説は良かったのですが、合間に流されるCMがやっぱり煩わしかったです。
中でも特に気になったのはジェルボールとか柔軟剤などの洗剤のCMがやたらと出てきたことでしたが、柔軟剤が放つ香りは「香害」として注意を促すポスターが公共施設に貼られているのを目にしたことがあったし、実際にその害を被っている人達の話を聞いたことがあったので、そういうCMがテレビで沢山流されるのは、あまり良くないのではと改めて思ったりもしました。
それはともかく試合の方で特に印象的だったのは、アメリカのジェイソン選手の演技に出された点が思いのほか高かったことでした。
特にフリーで4回転が一つもなくて、しかもジャンプの抜けが一つあったにも関わらず、4回転をきれいに成功させた他の選手達よりも高くて、ミスがあったとは言えあのマリニン選手の演技とたったの4点ほどしか差がなかったことにも違和感がありました。
確かにジェイソン選手の演技は素晴らしかったと思いますが、4回転がなかっただけでなくジャンプの抜けがあってパーフェクトではなかったのだから、競技として見るならどうかと思った次第です。
ショートで2位になってフリーで最後から2番目に滑ることになった日本チームの坂本花織選手は、ジャンプに少しミスがあったので、やっぱり彼女は最終滑走でこそ力を発揮できるのかも?とちょっと思わないこともなかったです(笑)
そして先の世界選手権と同じく最終滑走になったアメリカのアリサ・リウ選手は今回もミスなく滑りきったので、世界選手権での演技はたまたまではなくて実力があったからこそだったのだろうと思ったりもしました。
ところでその彼女が滑った曲のタイトルが「マッカーサー・パーク」だと今回初めて知って気になったので調べてみたら、やっぱりあのマッカーサーが関係しているとわかりました。
第二次世界大戦後の日本に来て大きな影響を与える政策を行ったと言われているあのダグラス・マッカーサーです。
「マッカーサー・パーク」は第二次世界大戦前までは別の名前だったけど、戦後に彼のモニュメントが建てられてその名前が付けられたとか、今は治安がよくない場所らしいことも知りました。
さらにその「マッカーサー・パーク」(まだ治安が良かった頃?)で楽しい時間を過ごした彼女との関係と離別を題材にした難解で意味深な詞の曲を元々は別の人が歌っていたそうで、それをディスコアレンジしてドナ・サマーが歌っているのが今回使われた曲とのことでした。
けれどその曲を聞いただけでは、そしてアリサ・リウ選手がその曲で滑っているのを見た限りでは明るく楽しい印象しかなかったので、そういう背景があったと知って何となくそれまでと印象が変わりました。
ちなみにその曲は日本語で美しく意訳されて、あの岩崎宏美さんが歌っていたこともあるそうです↓
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