入院日と業務の調整 | 隆起性皮膚繊維肉腫になりました~DFSPってなに?

隆起性皮膚繊維肉腫になりました~DFSPってなに?

隆起性皮膚繊維肉腫(DFSP)という皮膚がんになりました。100万人に5人という珍しい病気らしくて、体験者の情報があまりないので、誰かの参考になればと思いブログを始めました。

DFSPという皮膚がんである宣告を受け、治療法はないので広汎切除しか方法はないとの説明をうけたわたし。

 

翌日、職場の上司に状況を報告。切除と、皮膚移植の2回入院が必要なことを説明し、業務の調整に入りました。
ここで、わたしの仕事のことをちょっと話します。
訪問看護ステーションの事務員として10年以上働いていて、事務員は2名。その2名で約100人の患者さんと20人以上の従業員のすべての事務業務をしています。医療事務、総務、人事労務、経理、広報などなど。わたしの相方さんは入職1年目の新人。まだ教えてない業務もたくさんあり、ワンオペには限界がある。時期的に、賞与の計算や年末調整など後回しにできない業務もある。できるだけ入院・休職の期間を短くせざるを得ない状況でした。
幸い患部は脚なので、「上半身で仕事すればいいでしょ」と、不倫問題がばれた国会議員の言い訳のようなことを考えていました。甘かったと後日思い知るのですが・・・

翌週、紹介状を携えて産業医科大学病院の皮膚科を受診。やはりそこでも最初の病院と同じ病名を告げられ、入院日の調整。仕事が長く休めないのでなるべく入院期間をコンパクトにしてほしいことを伝えると、「では4日くらいで」と言われる。え、そんな短いの!?最初の病院では、10日くらいって聞いたんですけど・・・!? 半分以下って、さすがに無理じゃない!?と、自分の希望が通り過ぎたことにうろたえるわたし。でも、先生が大丈夫っていうんだから大丈夫なんでしょ・・・
一抹の不安を抱えつつ、手術日を決める。実はこの時点で、わたしには結構予定がありました。ミュージカルとか友達とのランチとか猫のワクチン接種とか自分のインフル接種とか、なによりも、仕事の調整。それらをすべて鑑みて、11月21日(月)の入院、翌日が手術となりました。
入院の前週、16日(水)に、入院前のPCR検査を受けることに。


検査用のプレハブに入ると、梅干しとレモンの写真が置いてあるブースに通され(笑)、唾液をスピッツに溜めて、提出。そのまま出勤しました。


その夕刻。

父が亡くなりました。