わたしは 自然の一部
妊娠出産にまつわる植物のお話⑦10代からひどい不整脈で苦しみ、たくさんの夢を夢半ばであきらめてきたわたし。その後、結婚し、一人目の出産を経て都会生活を離れ、山暮らしをはじめた2008年。その後2012年には 山の中の古民家での2人目の自宅出産。2016年には、3人目は自宅にて家族のみでのプライベート出産でむかえた。そんなわたしのこころ 身体 スピリットに癒しと気づきを与えている 植物のパワーの世界について 綴ります妊娠中というのは、とってもとっても特別な時間。けれどもその渦中にいるときというのは、感情の波も激しく身体の変化も激しく喜びと 不安と 恐れと 希望さまざまな コントラストの激しい こころ模様がやってきては 去り やってきては 去るそんな 母が 家庭の中に いるということが家族に与える影響も 大きい。母の 安定は家庭の土台だ。夫も大変だろう。急変していく 妻の姿に、夫は ひたすら ひたすら手をやき、こころを痛めるかもしれない。もちろん大きな荒波に 慣れている人でも、子どもを宿すという エネルギーほど、大きな変化が 訪れる機会はないかもしれない。こどもが お腹に宿ったときからその 子供が ここに 産まれる理由がこどもを迎え入れた 母や父、兄弟たちにも影響していくような感覚だ。いままで修復不可能とおもっていたような家族との関係が癒されること も よくおこる。人は 一人一人本当に本当に 貴重な存在だ。その一人の エネルギーが もたらす 新しい豊かさは一人一人がもつ質や 産まれてくる目的を 教えてくれる。子どもを迎え入れる 大人たちの 固まった 思考でその変化をみたときにはもしかしたら罪悪感 自責の念 など を抱いてしまうかもしれない。けれどもまぎれもなく それは、わたしたち に与えられた 癒しの道のり。本来の 自分自身の姿を とりもどす 機会。2人目の子を出産するとき、わたしは、念願の自宅での出産を叶えた。そのとき、わたしは、実の母に家事手伝いを 1か月ほど 頼んだ。都会の暮らしが 大好きな母。虫や汚れが苦手な母。汲み取り式のわが家のトイレに抵抗感がある母。薪風呂など沸かした経験もない母。好き嫌いが はっきりしている 母に、大変苦手であろう山での暮らしの 母親役をお願いしたのだが、それを引き受けてくれたこと自体が、奇跡であった。無理を強いて 来てくれたと思う。けれども そこには 母の想いがあって、自宅で出産するなど 考えられない！！！という母は、母なりに わたしの願いを聞き入れることで無事にお産を迎えることができるようにと 祈ってくれていたのだ。苦手だし いやだけどやると決める時がある。そのときに 起こる なにか大きな 繋がりや今まで あたりまえだった 関係があたらしく ここちよい方向へ育まれていく。そのような変化が1年もたたないうちに 起こってくるのですから、ひとつの 命が もたらす 影響というのは本当に素晴らしい と思います。母が滞在してくれた1か月の間、自然に抱かれた 山での暮らしのよさをわたしは改めて感じていました。薪風呂の火付けが上手になっていく母の姿をみつめながら。お産を家で迎えることの 深い意味を感じるようになっていった。家自体が とても喜んでいる。そんな風に感じた。とくに、産部屋 から 垣間見える 木々の輝きを感じた。出産をおえた数か月後、わが家を取り囲むようにたっていた後ろの木の1本が 倒れた。その木は不思議な倒れ方をしていた。普通なら、家に直撃していたであろう 長い木だった。しかし、家の寸前で 家を傷つけることなく 斜めに倒れていた。その姿をみたときわたしは 木のメッセージを うけとった。「ここで 産んでくれてありがとう」「新しい命を ここで 迎えてくれてありがとう」「昔は 本当に たくさんの命の誕生と死が ここでありました」「その生き様は わたしたちと ともにあります」「ですから とても寂しくも感じていました」「わたしたちは いつも見守っています」「いのちの 誕生と死 というのは、わたしたちに関係しています」わたしから 大粒の涙があふれていました。私が暮らす古民家は、すべて 木で作られています。生きていることが わかります。そして、このメッセージをうけとったときわたしは、ようやく 本当に この家の主として、まわりの自然界にも受け入れてもらっていたことを 感じることができたのです。わたしが ここに暮らすことが、取り巻く木々や虫たち 獣たち 大地すべてにつながっているのです。わたしが日常に取り入れている植物のエッセンスdoTERRA社のエッセンシャルオイルに興味のある方はこちら
