セッション
占星術とタロットで
才能と強みを知り
あなたらしさを目醒めさせる
望月えみこです。
出生図の逆行天体シリーズ
その１：出生図の逆行天体は何を意味している？本日の記事はこれらの記事の続編です。
火星は、怒り、戦い、勇気、自己主張を
意味する天体です。
そのため、出生図の火星が逆行していると
火星のエネルギーをうまく扱えずに
・怒りをうまく扱えない（怒るのが怖いとか）
・自分の気持ちをちゃんと主張できない
・NOと言えずに自分を後回しにしてしまう
というもどかしさを感じやすいでしょう。
それは自己主張が苦手なのではなくて
どうすれば大切なものを壊さずに
自分らしくいられるかをずっと
模索してきた証なのかもしれません。
私の出生図の火星は逆行しているので、
長い間、火星の力をどう扱えばいいのか
わからず、NOを言えなかったり、
自分の意志をうまく伝えられませんでした。
そんなふうに自分の火星をうまく
扱えていなかった私が、どうやって
自分を貫く力を育ててきたのか
そんな私の小さな変化の積み重ねと
心の内側で起きた変容についてを
お話しします。
自分の気持ちを尊重するために火星を使おう
以前の私は、本当はイヤなのに断れず、
つい「いいよ」と引き受けていました。
たとえ無理をしてでも、
自分のことは後回しにしてでも、
相手を傷つけたくないという思いが
先に立ってしまっていたのです。
特に社会人になってからは
「相手を傷つけなかったかな？」
「言い方がきつくなかったかな？」と
伝えた後でもずっと気にしていました。
結果として、何かあるたびに
自分を責めてしまい、自己肯定感が
どんどん下がっていくように感じました。
でもそんなふうに我慢を続けていると
心の奥には少しずつ怒りがたまって
いきます。
「なんで私ばっかり我慢してるの？」
そんな気持ちを私はずっと抱えていました。
我慢を続けた結果、限界を超えて
爆発したことがありました。
その結果、言い方もタイミングも
全てがうまくいかず、
大切な人との関係が
ギクシャクしてしまったんです。
当時の私は
「NOを言う＝相手と衝突すること」
だと思い込んでいました。でも、
今振り返るとそれはただの誤解でした。
NOを伝えることは、
誰かを否定することでも、
戦うことでもありません。
むしろ自分の気持ちを尊重するという
すごく大事な行為だったんです。
何度も失敗を重ねながら、
私は少しずつ、感情的にならずに
穏やか自分の意思を伝える
という方法を学んでいきました。
そして「ここから先はNOです」と
穏やかに境界線を示すことが
できるようになりました。
不思議なことに、きちんと
NOが言えるようになってからは
怒りを感じることすら
少なくなったんです。
怒りの感情が湧き上がる前に
違和感や心のざわつきに気づき
自分の意思を言葉にすることが
できるようになったから
怒らなくても私は私のままでいられる。
戦わなくても自分を守れる。
火星逆行というテーマに
向き合い続けたことで、私は
「静かなる自己主張」という
新しい火星の力を
手に入れることができました。
逆行はギフトでもある
出生図で火星逆行がしている人は
「自己主張が苦手」
「怒りを抑えてしまう」
と感じるかもしれません。
でもそれは、あなたが優しく
周りとの調和を大切にしている
というだけのこと。
自分の意思を伝えることに
慎重であろうとする姿勢は
決して悪いことではありません。
むしろそれは人生を通して、
じっくり育てていく「ギフト」
なのだと思います。
私は出生図に火星逆行があったからこそ
どうすれば大切なものを壊さずに
自分を伝えられるか
を探し続けることができました。
時間はかかったけれど、今では
「怒り」や「戦い」ではなく
「穏やかな自己主張」という形で
自分の火星の力を使えるようになりました。
出生図に逆行天体があるからこそ
気づけること。
それは、あなたの中にしかない
才能かもしれません。
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