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紫ケマン↑。

 

草丈:20~40cm
ケマンソウ科キケマン(コリダリス)属、ケシ科 学名 Corydalis incisa (Thunb.) Pers.  ムラサキケマン 
 
症状: 眠気、呼吸麻痺、心臓麻痺

 

ムラサキケマンには全草に有毒なアルカロイドが含まれる。これはまた鎮痛、鎮痙作用
があるために他の生薬と配合して、浄血・鎮痛・鎮痙薬として頭痛、胸やけ、胃痛、
腹痛、月経痛に用いられ、中国では殺虫剤やタムシの外用薬として用いられる。

 

毒草の中には、薬として用いられることもありますが、毒を他の生薬と調合して、使うもので、間違って服用して死亡事故を起こす事件もあるので、シロートは手を出さないでください。

 

結構、芹の新芽とも似ているので、注意してください。

 

『華鬘』ケマン
とはもともとは髪飾りの一つで、インドでは生花を花輪にして首にかけていた
が、これがやがて仏像の首にかけられるようになり、さらに日本では仏堂内部の梁や欄間などに装厳具
ショウゴングの一つとして、用いられるようになった。

 

ケマンの近縁種にはエンゴサク(延胡索)がある。

 

別称:キツネノニンジン、クサニンジン

 


 

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ミヤマキケマン↑

 

 キケマン(黄華鬘)
学 名  Corydalis heterocarpa var, japonica
特 性  ケマンソウ科 キケマン属、黄色いニ年草
花 期  4~5月
近縁種  ムラサキケマン、キケマン、ヤマキケマン
毒部位  全草
成 分  プロトピン(Protopine)、サンギナリン(Sanguinarine)、ビククリン(Bicuculline)
症 状  眠気、嘔吐、体温低下、呼吸麻痺、心臓麻痺

 

この写真は、ミヤマキケマン。新潟県の山に行った折、撮りました。
 
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キケマン↑
 
奥多摩でのハイキングの折、撮りました。
2024年4月