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本科の授業の中で、梅干作りをしました。

 

毎年、6月には、梅干、冬の2月には味噌作り、を授業の中でします。

 

マクロビオティックの陰陽にこだわるよりも、昔からの日本の知恵の、発酵食品の味噌、胃腸病全てに効く梅干、を我が家の歳時記として、ぜひ、作って、そういった体にいい知恵が、身につくようにしてください。

 

1キロや2キロなら、おままごと感覚でできます。

 

梅干
材料
梅 1キロ
自然塩 200g(梅の20%)
焼酎 適宜
重し 1キロ

 

①カメまたは、ビンを洗い、よくふきあげて、焼酎少々を浸した布巾で中を拭く。

 

②梅は、梅干用を購入する。(黄色味がかっている完熟もの)

 

③自然塩をボールに用意する。
かめか、ビンに、①の梅を塩をまぶしながら、入れる。
最後に、塩を厚くのせ、押し蓋と重石をして、冷暗所に保存する。
2~3日すると、水が上がってくる。これを白梅酢という。

 

この写真のビンは、5リットルの梅酒用ビン。
また、2キロの梅。

 

塩は、梅の重量の20%にします。
この分量なので、殺菌力が強く、カビが生えないし、食べた時の薬効もあるのです。

 

決して、減塩しないこと。

 

減塩すると、結局、防腐力がへり、カビがはえたり、失敗するので、それにかわる砂糖や、化学の防腐剤を使わざるを得ないのです。

 

20%の塩が入っているからこそ、江戸時代の梅干などが、腐らないで、残っているのです。

 

1年寝かせると、1粒につき、10円の付加価値がつきます。

 

それだけ、古い寝かせた梅干の方が、薬効が高くなるのです。

 

 

水の上がりが悪いようなら、焼酎少々を霧吹きでかける。ただし、焼酎は、梅の薬効を減らすので、少々にします。

 

また、一度、黴が生えて失敗したときも、その部分だけをそっととり、焼酎で消毒したガーゼをのせ、その上に少し厚く塩をのせて、重石をしておくと大丈夫です。梅酢は布で濾して煮沸。ただし、梅とは別々にする。
 
 
梅をそっと一粒づつ、洗います。
竹串で、ヘタをとります。
 
 
梅の20%の塩を用意します。
塩の1割を分けておきます。
焼酎で消毒した樽を用意します。
 
 
ひとつづつ、塩をまぶして、樽に並べていきます。
 
 
 
 
最後に、残しておいた1割の塩を上に乗せます。
 
 
重石をします。
 
 
 

 

材料
赤紫蘇の葉 1~3束(130g~500g)
塩     赤しその葉の14%(約1/3カップ)
白酢    1カップ

 

紫蘇漬けは、2週間後にアップします。

 

梅干しの薬効

 

・胃腸病すべて

 

・公害物質排出に役立つ
クエン酸が有効

 

・老人性疾患(動脈硬化、神経痛、リウマチなど)の予防

 

・カルシウム、その他の栄養素の吸収を助ける
(戦国時代、少ない兵糧を効率的に身体に吸収させる知恵。また、防腐に有効であり、病気の予防、治療にも使えるなどなど)

 

・血液浄化、殺菌力。
(江戸時代の梅干が残っている事実)

 

・放射能に強い
広島で被爆した有賀さんは、被爆後、梅干をなぜか、15個ほど食べた…

 

長崎の病院で、被爆した医師、秋月辰一郎氏は、原爆が落ちたあと、すぐに、病院で玄米を塩辛くして食べろ、梅干を摂れ、と指導して、効果を得た、との話があります。
秋月氏は、「死の同心円」で、文学賞も得ています。

 

・天神さま(梅干の種の中の仁)は、咳の妙薬。

 

・古いほど薬効が高くなる。

 

天日干しの効能

 

・殺菌

 

・保存性が高まる。

 

・皮と果肉が柔らかくなる。

 

・味がまろやかになる(塩なれ する)