今日は趣味の映画の話。
私は映画が大好きで、高校で映画研究部を立ち上げました。
おかげで、堂々と学校帰りに部費で映画を観に行けました!
うちの学校は近所に映画館があったのに、寄り道禁止だったの。
そんな私は先日「ジェミニマン」を観ました。
公開終了日のレイトショーに滑り込み。
今日はただただそのマニアックな話。
画像はeiga.comより。
50歳のウィル・スミスが、20歳くらいのクローンの自分と戦うお話。
若いウィルは全てCG作。表情豊かで私は全く分からんかった。
ウィルが起用されたのは、20代から売れていて若い顔も認知度が高いから。
若いウィルはおぼこくてかわいいよ。
実の息子に特殊メイクをして演じてると私は勘違いしてた。
凄腕スナイパーが自分のクローンに狙われるという筋書きはいかにも90年代っぽい。
企画された90年代では、技術が追い付かず21世紀の公開だとさ。
公開時期に合わせて脚本も現代風にして欲しかったかな。
最近の映画は「ジョーカー」に代表されるように、悪人が悪人にならざるを得なかった生い立ちや理由をきちんと描いていることが多い。
この流れが出来たのは、新生スター・ウォーズ辺りからかしら?
でも、この映画はそうじゃない。
悪が悪たる理由もなく、アクション映画になってるのが惜しい。
一昔前は、個人の利益のために大規模な悪事を働くお偉いさんが出てきたり、悪役の正体はマッドサイエンティストって映画が多かったよね。
クローン羊ドリーがつくられた90年代後半の公開ならもっとウケただろうな。
クローン研究は今流行っていないし、ピンと来ない人も多いはず。
ある人のクローンを作製したとしても、全く同じ人間は作れません。
性格や判断力などの後天的形質は遺伝しないと言われてるのよ。
なのに作中では身体能力だけでなく、スナイパーとしての判断力などもコピーしてた。
リアリティが求められる現代では違和感があったかな。
でも、私はウィル・スミスに惹かれてこの映画を観ました。
彼は90年代後半から娯楽色の強い映画に出てました。
「バッド・ボーイズ」「インディペンデンス・デイ」「メン・イン・ブラック」など。
私としては、2007年の「アイアムレジェンド」がめちゃくちゃ良かった!!
この映画では彼しか出てない。
とにかく孤独な役。
登場人物が少ないと、演出がなんぼ良くても、下手な役者さんだと観てられへんやん。
でもこの映画は単調な話なのに、私はめちゃ引き込まれたのよ。
だから、今回の「ジェミニマン」も登場人物が少なそうだけど、楽しめるかなと期待してた。
いろいろ言ったけど面白かったよ。
クローン映画として観たらあかんけど、親子の映画として観たら面白い。
ウィル演じるヘンリーがクローンの自分に、親のような目線で語り掛けてた。
当時の自分ではできなかったことや、やらなくて後悔したことをやっておくといい、とウィルはアドバイスしてた。
押し付けるわけではなく、愛情深く伝えてたので、観てる私も心に刺さったわ。
クローンが戦闘機械として生きるのをやめて、大学に通うシーンがあったのも良かった。
戦いの後には穏やかなシーンが欲しいよね。
明石家さんまさんがお笑いは緊張と緩和が大切と言ってたけど、映画も同じですよ。
アクションシーンも緊張感があるし、全体的にめちゃカッコいいよ。
訓練シーンも訓練とは思えない感じが良いわ。
その辺はさすがジェリー・ブラッカイマー製作って感じ。
もうちょっと悪に悪たる理由を添えていたら楽しめたかなぁ。
フルCGの凄さや、アクションの素晴らしさは映画館の方がより味わえるけれど、内容も重視するならば、DVDでも充分かな。
ってなわけで、カウンセリングとは全く関係ありませんが、
好きなことを好きなだけする、という私のモットーのもと、
映画について語りました。
読んでくださってありがとー!
いつも陰ながら私は皆様を応援してます。