先日、とあるセミナーに参加した時に頂いた質問です。
素敵なセミナーの話はまた後日に。
私が中高生は素直だという話をチラッとしたら、
その場に居合わせた方々に驚かれました。
私は長年塾講師や家庭教師をしていて、
心理カウンセラーも名乗っているので
子どもたちの心には詳しいんだわ。
お子様の素直な対応を引き出すには
ポイントがあるっちゃあります。
そんな難しいことじゃなく。
質問にお答えするならば、
「とりあえずほっとこ」かな。
お子様が自分でやろうと思うまで待ってみてください。
それを繰り返すことで、お子様は
「自分は尊重されている。大事にされている」と感じます。
お子様がやり始めた時にお花が枯れていたとしても、
それもいい勉強になるでしょう。
難しいけど、お子様を信頼して待つのです。
もし宿題をやらなかったとしても、
それによって生じた不利益は
あなたではなく、お子様が被るもの。
あなたはあなたで、お子様はお子様。別人格です。
大事なお子様ががつらい思いをするかもしれないのに
ただじっと見てるのはしんどいとは思います。
だから、待っている間に、
お子様が失敗しないように手を貸すのではなく、
失敗したときにどう助けるか、を
意識なさってください。
宿題やらなくて先生に怒られた時、
どう声をかけてあげようかな？
他の子に後れをとってしまったら、
どうやって取り返そうかな？
こんな風に考えてみてはいかがでしょう。
お子様が小学校高学年くらいだったり、
ある程度会話がしっかり出来る場合は、
こんな方法もあります。
「宿題をやらなくて心配になるほど、あなたを愛している。」
ときちんと伝えることです。
どうでもいい人が失敗する姿を見ても、人はなんとも思いません。
大切なお子様が失敗する姿を見たくない、愛しているから。
お子様の年齢によりますが、
その愛情をしっかり伝えてください。
「宿題やらずに怒られてしょんぼりする姿を見たくない。
それくらいあなたを大切に思ってる。」みたいな。
ただ、「宿題やりなさい」というのとは
えらい違いです。
親に何かと強制されてばかりの子どもは、時に
自分（の意見）は周りに大切にしてもらえないと感じます。
結果、私なんか価値がない、と思ってしまうことも。
大きくなると、
常に周りの顔色をうかがったり、
自分の意見を持たなかったり
失敗経験がなくて、少しのことで挫折感を味わったり、
そんな可能性があります。
まとめると、
信頼して待つか、愛情を伝えまくってください。
あ、そうそう、親が常に勉強していたり
何かに打ち込んでいると
お子様は影響を受けて
自発的に宿題をやりますよ。
目の前の人物はあなた自身、投影の法則です。
投影の法則については、過去に説明しています。
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