自宅出産 末っ子編4 | 幸せはすぐここに~自給自足の田舎暮らしと健康~

幸せはすぐここに~自給自足の田舎暮らしと健康~

幸せって、そう遠くにあるものではなく、身近にあることを感じること。幸せと健康、幸せな子育て、幸せな生きがい、幸せな人生について考えてみたいと思います。


本当に今回はセレブの出産?!だ。
だって、陣痛中にこんなにいたわってもらえるんだもん。

お茶は飲めるし、助産師さん2人で背中をさすってくれるし、テルミーかけてくれるし、私の声を聞きながらいろいろケアしてくれる。痛いながらも極楽、極楽。


その2人の助産師さんのここちよいさすりかげんに気持ち良くなって、陣痛の合間にふっーーと眠りに落ちてしまった。

自分ではすっごく眠ったつもりで夢まで見ていた。
まだ聞いていないけど、たぶん1分か2分ぐらいだったんだろうな。


つぎのものすごい陣痛で起こされた。
いままでにない強い力を感じた。

「休んだから、強いのきたね」と助産婦Mさん。

さあ、いよいよだ。さっきまで頑張って起きていたけど寝てしまった子供たちを旦那が起こし始めた。


わたしも産道がぐぐぐぐっと広がっていくのを感じた。

「おお、あかちゃんのおでましだあーー」と心の中で叫ぶ。


前回の出産は「いきまないお産」今回は、「宇宙の力を感じる」なんてたいそうなテーマを掲げたんだけど、そのとおり、もう自分の力ではない、どうしようもない力を感じながらいきまずにはいられなかった。


はっきりとあかちゃんが降りてくるのを感じた。


すっかり目が覚めた子供たち。痛そうな私をちょっと心配気にみつめる息子と一番特等席にいって、生まれるところをジーーーーをみている娘に男と女の違いを感じた。


「あーー、頭出てきたーーー」みんなの歓声


         ツルン


「フンギャーーーーーーー」


やったあーーー。生まれた!!!


つかさず、生まれたばかりのまだへその緒がついたままの赤ちゃんを松葉さんが私のお腹にのっけてくれる。

安心して静かになる赤ちゃん


前から決めていた名前を呼ぶ
「Tくん。元気に生まれてきたね。ありがとう」


生まれたばかりの赤ちゃんは、その小さなおめめを懸命に開こうとしてぱちくり、ぱちくりしながら私のほうを見ようとしている。


この瞬間に母親としての喜びをめいいっぱい感じる。誰のところでもなくまず母親であるわたしのほうに目を向けてくれるのだから。

                                          (つづく)