こんにちは、ご訪問ありがとうございます。
ココロとカラダの調律師・パーソナルヨガトレーナーAyakoです
以前、恩師の故長谷川先生が主宰されていた
大阪サンダハンでのインド哲学の講義で、
人間の根底には
「 विलापः(ヴィラーパ・悲嘆)」
があるというお話になりました。
世の中にはさまざまな出来事が
巻き起こっているので
普段はそれに気づかないのですが、
誰の心の奥にも「悲嘆」があり、
それは「渇望」でもあるのだそうです。
(こちらは2012年8月6日のコラムを加筆修正したものです。)
その「悲嘆」とは、
「人間は孤独である」
というものです。
それは、相手には
永遠にわからないもの。
たとえ隣にいる人でも、
人と人との間には
それこそ宇宙の果てほどの
隔たりがあるのです。
誰もが
生まれてくる時も一人、
死ぬ時も一人なのです。
もちろん、生まれてくる時は
誰かが必ずそばにいるでしょう。
母親がいなくては
生まれて来れません。
しかし生まれてくる「私」は
たった一人しかいない。
それは完全なる孤独です。
「私という存在」は
常に孤独なのです。
誰もが独立した個体であり、
他の誰かと一緒にいようが
その一人一人は誰もが
孤独であることには変わらないのです。
そして死ぬ時は本当に誰もが一人です。
誰かに看取られたとしても、
その人は一人で死んで行くのです。
授業でこのお話を聞いたとき、
一緒に受講していた方が、
「孤独死」という言葉に感じる
違和感についてお話しされました。
人間は一人で死んで行くのが当たり前なのに
なぜ「孤独死」などと言うのか。
誰かに看取られなくても、
その人は満足して
死んで行ったかもしれない。
それなのに「孤独死」などと言って、
その人を「哀れな人」に
してしまってるのではないか。
その方は子どもがいないので
ご自身もいわゆる
「孤独死」になる可能性が高く、
しかしそもそも人間は孤独であり
死ぬ時は一人なのに
それを「孤独死」などとことさら
「可哀想な人」のように
周囲に言われたくない、と仰いました。
家族や誰かに看取られるから
「孤独ではない良い死に方」
で、誰にも看取られなければ
「孤独で悪い死に方」
などということはないのです。
全ての「死」は常に「孤独」なのです。
だからこそ「死」に「孤独」などと
付ける必要はないのです。
もちろんだからといって
一人暮らしの高齢者を放置せよ、
と言っているわけではありません。
ただ、言葉として、
「孤独死」という言い方には
疑問がある、ということです。
人間は、いつか必ず死にます。
そして、生きているときも孤独なのです。
その「完全なる孤独」と
「死」への悲嘆が、
人間の根底にある。
そのことを、
自分の心をごまかすことなく、
見つめなければならないのです。
「死」と「孤独」への悲嘆が
「生」と「繋がり」への
「渇望」を生んでいるのでしょう。
しかし、誰もが
「死」と「孤独」からは
離れられないのです。
自分とは、必ず死ぬ存在なのだ。
自分とは、完全に孤独な存在なのだ。
その「覚悟」を持つことが必要なのです。
その「覚悟」があるからこそ、
そこにいたわりが生まれるのです。
誰もが孤独で
誰もが死んで行く存在だからこそ
そこにいたわりがあるのだと、
そう教わりました。
そして、真の悲嘆とは
自分だけのものであり、
自分でじっと味わうしかないのです。
自分の悲嘆を
誰かに吹聴したところで
かえって空しいのです。
その悲しみをかみしめることによって、
神の計らいを知るのです。
「死」も「孤独」も、
誰もが知っていて
誰もが目をそらしている
ことかもしれません。
しかし孤独だからこそ、
いつか死ぬからこそ、
誰かとともに
今を精一杯生きる。
その自覚を持つことが、
「覚悟を持って生きる」
ということだと思います。
「孤独」であるこということは、
誰もが
「唯一の存在である」
ということです。
そして、「死」があるからこそ
今を生きることに意味がある。
「死」と「孤独」。
その恐怖と悲嘆の奥には、
実は計り知れない価値があるのです。
私自身、常に「死」と「孤独」を
忘れずに生きていきたいと思います。
7月のヨガ寺子屋
＜よくわかるヨガ哲学(第58回)＞
日時：2020年7月25日(土)14:00～16:00(+αティータイム)
内容：ヨーガスートラ
ヨーガの経典である「ヨーガスートラ」の第１章を
原典のサンスクリット語から読み解いていきます。
基本からわかりやすくお話ししますので
初心者の方も安心してご参加ください。
お持ち物：筆記用具
定員：５名
※スタジオでの開催ですが、オンライン参加もOKです。
※来店参加される方は手指の消毒とマスク着用をお願いします。
※状況が変わればオンラインのみの開催にさせていただく可能性もございます。
８月のヨガ寺子屋
＜よくわかるヨガ哲学(第59回)＞
日時：2020年8月29日(土)14:00～16:00(+αティータイム)
内容：ヨガ概論(対話式)
ヨガについてお話しさせていただきます。
主に生徒さんからの質問にお答えする形で進めます。
基本からわかりやすくお話ししますので
初心者の方も安心してご参加ください。
お持ち物：筆記用具
定員：５名
＜寺子屋共通＞
●会費
ドネーション(自由カンパ)制
あなたが「この会にはこれだけの価値がある」と思うものをシェア・寄付してください
※オンライン参加の方は、ドネーションは
郵送もしくは振込にて受付させていただきます
※振り込みいただける方には別途振込先をお伝えします
●連絡先／会場
メール： info@happyharmony.net
公式LINE： https://lin.ee/eAL7tHu
住所：大阪市北区天満2-8-4朝日プラザ天満橋103)
地下鉄・京阪天満橋駅(京阪13番出口)より徒歩約５分
地下鉄南森町駅・JR大阪天満宮駅(8番出口)より徒歩約８分
●お申し込み
件名に「ヨガ寺子屋申し込み」とご記入いただき、
・お名前
・参加日
・当日連絡のつくお電話番号
を明記の上、
メール：info@happyharmony.net
公式LINE： https://lin.ee/eAL7tHu
まで前日の21時までにご予約ください。
また、メールの方はinfo@happyharmony.net からの返信が受け取れるよう
メールフィルターの受信設定をお願い致します。
Ayakoと知り合いの方は個人ラインでもfacebookでもOKです☆
皆さまのご参加お待ちしております(^o^)/
いつも良い考えに恵まれますように
素敵な言葉が生まれますように
いつも心が優しさで満たされていますように
皆様の毎日が、幸せでありますようお祈りしています
最後までお読みいただき、ありがとうございました
LINE@アカウントのフォローもお気軽にどうぞ♪
↓↓↓
大阪市北区／大阪天満宮・南森町・天満橋
ヨーガ＆コンディショニング研究スタジオ
ハッピーハーモニー
大阪市北区天満２丁目８－４朝日プラザ天満橋103
京阪＆地下鉄天満橋駅より徒歩約５分
JR大阪天満宮駅＆地下鉄南森町駅より徒歩約７分
mail:info@happyharmony.net
LINE@: https://lin.ee/eAL7tHu
スタジオについてはこちら
メニュー＆料金はこちら
スケジュール＆ご予約方法はこちら
お問い合わせはこちら
ヨガアシュラムアーシャーブログ
http://ameblo.jp/yoga-ashram-asya/
Ayakoのパワーストーンブログ「石からのメッセージ」
http://ameblo.jp/happyharmony-iyashi-ishi/
ハッピーハーモニーFacebookページ
http://www.facebook.com/happyharmony.net
いいね！の応援いただけると嬉しいです
ツイッター(スタジオ)
http://twitter.com/h_harmony_yoga
ハッピーハーモニーの情報をつぶやいてます。フォローいただけると嬉しいです
ツイッター(個人)
http://twitter.com/ayako_h_harmony
Ayakoの日々のつぶやきです。RT多めの雑多アカウントです。
ツイッター(ヨガ&アーユルヴェーダ)
https://twitter.com/yoga_ishvara
個人アカウントが雑多なのでヨガアカウント作りました。
ツイキャス(ヨーガやアーユルヴェーダのお話をしていく予定です)
https://twitcasting.tv/yoga_ishvara