こんにちは、ご訪問ありがとうございます。
ココロとカラダの調律師・パーソナルヨガトレーナーAyakoです
今回は、インドの伝統医学
アーユルヴェーダで扱われる
三つの
「グナ」
についてお話しさせて
いただきたいと思います。
ヨーガをされている方や
アーユルヴェーダをされている方は
「グナ」という言葉を
聞いたことがあるかもしれませんが、
そうでない方には
耳馴染みのない言葉ですよね。
(こちらは2012年3月6日のコラムを加筆修正したものです。)
しかし、この「グナ」は、
アーユルヴェーダにおいて
とても重要なものなのです。
ではこの「グナ」とは一体何でしょうか。
「グナ」とはアーユルヴェーダで
「精神・心の質」
を意味し、
三つの種類があります。
(アーユルヴェーダでの「グナ」と
インド哲学での「グナ」は
指すものが微妙に違う場合もあるでご注意ください)
・サットヴァ=純粋性
・ラジャス=激質、動性
・タマス=暗黒質、惰性
の三つの質を指します。
この三つの質は
アーユルヴェーダの
「ドーシャ(病因/ヴァータ・ピッタ・カパ)」
とも密接に関わり、
お互いに影響を与えています。
「サットヴァ」は、
純粋性という言葉通り
混じりけがなく、
正しい認識をもたらします。
サットヴァが増えることで、
心が整い進化へと向かいます。
「ラジャス」は、
動きと激しさの質です。
ヴァータの動き、
ピッタの熱に影響します。
ラジャスが増えることによって、
活動的になりすぎたり
怒りっぽくなったりします。
「タマス」は、
停滞や無気力な質です。
カパの重さに影響します。
タマスが増えることによって、
活動が停滞したり
怠惰になったりします。
このように、
心が身体に影響するように
グナがドーシャに影響を与えます。
そしてまた、
身体が心に影響するように
ドーシャもグナに影響を与えます。
ヴァータ、ピッタ、カパの
バランスが取れている時、
意識はサットヴァ的となります。
しかし、ラジャスが増えると
ヴァータやピッタが乱れますし、
タマスが増えるとカパを乱します。
なので、できる限り
ラジャスやタマスを増やさず、
サットヴァである必要があります。
しかし、だからといって
ラジャスやタマスが
「悪」ではありません。
生きる上で「動き」の質がなければ
一切の活動をすることができませんし、
「停滞」の質がなければ、
動きを止めることができません。
どちらも必要なものなのです。
ただ、そのバランスが大切なのです。
ラジャスもタマスも、
サットヴァから離れて
暴走するのではなく、
常にサットヴァをベースとして、
サットヴァの隣で働く必要が
あるのだと思います。
そして、少し難しいのですが、
一見サットヴァに見えるものでも、
実はそうではなく、
ラジャスやタマスの影響を
受けているものがあります。
ヨーガスートラと並んで
ヨーギーの教科書とされている、
「バガヴァッドギーター」の中に
こんな文章があります。
「返礼のできない人に、場所、時と受容者を見て、適切に為される布施をサートヴィック(サットヴァ的)な布施と言われる。」
「その布施が返礼のためや、(行為の)果実を念頭において与えたり、仕方なく渋々為された布施はラージャシック(ラジャス的)な布施と言われる。」
「その布施を場所と時間も弁えず、不相応な人々に与えたり、また相手に敬意を払わず、侮蔑した態度で為す布施をターマシック(タマス的)な布施と言われる。」
(「ギーターサール」より引用)
一見、純粋な行為=サットヴァに見える、
布施や寄付など徳を感じさせる行為でも、
その「動機」=心の質が
本当のサットヴァではない場合があるのです。
私たちは、知らず知らずのうちに、
純粋性=サットヴァから離れ、
ラジャスやタマスを増大させてしまいがちです。
これは、どちらも「欲」によるものです。
何かを「貪ろう」とする意識が、
ラジャスやタマスを増やすのです。
だからこそ「離欲」が必要になるのです。
何ものにも囚われない、
静かな心が必要なのです。
この「グナ」は心の質であり、
プラクリティです。
もちろん、根っこはプルシャであり
プルシャから生まれているのですが、
ラジャスやタマスだけでなく、
純粋性を意味するサットヴァですら、
実はプラクリティであり、
束縛なのだと教わりました。
サマーディに至り、
自分自身がプルシャと一体となった時、
その束縛から解放されるのだと思います。
ラジャスやタマスやサットヴァという
心の質にすら囚われることなく、
ただ純粋な存在で、
純粋な意識で、
純粋な喜びとなる。
しかし、そこに至るには
長い長い修行が必要です。
まずは、三つのグナを知り、
自分の行為を生む心の質が
常にサットヴァでいられるように、
自分を整えていければと思います。
皆さまも、ぜひこの
三つの「グナ」を意識して、
自分の心の「質」の状態を
見つめてみてください。
そうすることで
心の「質」から生まれた
行為の「質」が見え、
行為の質をより純粋なものに
変えていくことができるのです。
毎日の生活が、
サットヴァな心から生まれた
サットヴァな行為で
満たされていますように。
11月のヨガ寺子屋
<よくわかるヨガ哲学(第73回)>
日時:2021年11月27日(土)14:00~16:00(+αティータイム)
内容:ヨーガスートラ
ヨーガの経典である「ヨーガスートラ」の第1章を
原典のサンスクリット語から読み解いていきます。
基本からわかりやすくお話ししますので
初心者の方も安心してご参加ください。
お持ち物:筆記用具
定員:5名
※スタジオでの開催予定ですが、オンライン参加もOKです。
※来店参加される方は手指の消毒とマスク着用をお願いします。
※状況が変わればオンラインのみの開催にさせていただく可能性もございます。
12月のヨガ寺子屋
<よくわかるヨガ哲学(第74回)>
日時:2021年12月25日(土)14:00~16:00(+αティータイム)
内容:ヨガ概論(対話式)
ヨガについてお話しさせていただきます。
主に生徒さんからの質問にお答えする形で進めます。
基本からわかりやすくお話ししますので
初心者の方も安心してご参加ください。
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定員:5名
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※状況が変わればオンラインのみの開催にさせていただく可能性もございます。
<寺子屋共通>
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※オンライン参加の方は、ドネーションは
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