「理解しています」という言葉に引っかかるものがありました。 | 身近な心のメンテナンスルーム Clover of life.@品川駅徒歩5分

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アメリカの大学院で心理学を学んだ女性カウンセラーがカウンセリングと動かないヨガ(リストラティブヨガ)を提供する東京の品川にある身近な心のメンテナンスルームClover of life.の公式ブログです。

心理学関係の本を読んでいます。

その中で、相談者の方の身になって理解し、

「理解しています」と伝えるなどの内容が書かれていました。

 

 

今回私の中で引っかかったのが「理解しています」と相手に伝える部分。

 

 

「理解しています」

私の場合、カウンセリング中、あまり使わない言葉です。

 

 

「わかります」

「うんうん。そうですよね」という言葉はよく使います。

 

 

引っかかりが気になったので、「理解する」と「わかる」を調べてみました。

 

 

「理解する」とは、「物事の道理や筋道が正しくわかること。

意味・内容をのみこむこと。他人の気持ちや立場を察すること」(デジタル大辞泉より)

 

 

「わかる」とは、「意味や区別などがはっきりする。事実などがはっきりする。

物わかりがよく、人情・世情に通じる」(デジタル大辞泉より)

 

 

辞書だけではなく、他の色々な情報を合わせると、

「理解する」は頭で論理的に考えた結果、物事など正しく捉えることができる。

「わかる」とは心や気持ちで感性的に感じた結果、物事など正しく捉えることができる。

となりました。

 

 

論理的か感性的か・・・。

 

 

相談者の方は自分自身や状況がよくわからない状態で来られます。

混沌とした状態。

 

 

カウンセリングでは自分の状態や状況、考え、感情、行動をひとつひとつ紐解きながら、

より良い状態へと向かっていきます。

 

 

相談者の方が自分の状態や状況、考え、感情、行動を理解していく中で、

「理解しています」とようやくカウンセラーは言えるような気がします。(あくまでも私の意見です)

 

 

自分でも自分のことを理解するのは大変です。

他者のことを理解するのはさらに大変です。

 

 

「理解しています」は気軽に使えない言葉ですが、

その言葉の代わりに、「受け止めます」がしっくりくる言葉です。

 

 

相談者の方の話や気持ちを受け止め、

そこから一緒に「わかる」「理解する」過程を経ていきます。

そのプロセスを大事にしていきたいと思います。

 

 

まずは、あなたを受け止めさせてくださいね。

詳細はこちらまで。