松本駅
朝7時半頃の空気は肌を刺すように冷たくて
長野県に来たんだなと身体が実感
ロータリーに併設された駐車場は
30分間無料で停められるので
朝ごはんは駅構内へ
駅そば榑木川
石臼挽きの蕎麦粉を使用した八割そば
駅前にあるそば屋 榑木野と系列店だそう
きのこ蕎麦
¥500
わたくし、人生初の立ち食い蕎麦体験
お腹の充電が完了したところで
車に戻り、白川郷へと向かいます
と言いつつも、運転はうめ夫任せで、
私は隣で2時間ほど爆睡
起きた頃に着いちゃった(笑)
うめ夫、いつもありがとうっっ!
世界遺産
白川郷
合掌造りの集落群で
日本の原風景である農村文化や生活が
今もなお残っています
『合掌造りってなあに?』と
疑問に思うわけですが、
梁(はり)の上に木材と茅を
♪お仏壇の長谷川〜の合掌のように
山型に組み合わせて建築された、
茅葺きの屋根屋根を特徴とする住居
言いたいことが伝わったかしら?(笑)
茅葺き屋根って字の通り、
茅で葺く=茅で覆う屋根
危うく勘違いしそうになったけど、
藁と茅は異なるもので
藁は麦や稲の藁、茅はススキやスゲの葉
また、集落には墓場も多くあり、
どこのお墓も美しい花が咲いていて、
先祖を大切にする御心が感じられました
日露戦争に出征して
戦死された人たちの慰霊碑
昔ながらの住居や習慣、生活を
丁寧に守りぬいているのね
明善寺庫裡
集落内の真宗大谷派の寺院
庫裡(住職の居間)、鐘楼門、
本堂、イチイの木で知られています
入館料は
大人400円、小中学生200円
藁葺き屋根にあたる2階と3階部分から
見学をするのだけど
非常に狭く、木の軋む音にビビる
でも、不安定なんてことはなく、
頑丈な作りということがわかります
米や味噌、織物作りに使用された、
古い道具が展示されていました
精米とか蚕から糸を引くとか
下駄づくりや編んだかごも
すべて手作業で、地道
茅葺き屋根の屋根裏もよく見えます
今年の5月に張り替えたものと
以前に張り替えたものの2つに分かれていて
色の違いを見比べてみると面白い
白川郷の人々は
『結』の心を大切にしているそう
『結』とは互いに助け合う、
相互秩序のこと
深い山々に囲まれて、
閉鎖的にも見える白川村
そのため、暮らしの様々な場面で
助け合いを大切にする関係が生まれ、
今でも受け継がれています
茅葺き屋根の張り替えも村をあげて、
みんなで協力して行うそうです
近所付き合いができていない私は
想像しただけでドキッとしてしまう
ちなみに、葺き替えは
費用にして2000万円らしいよ
家が建てられるわよ…
忘れかけていましたが、ここはお寺
本堂にもあがることができました
京都の東寺や醍醐寺にもある、
浜田泰介画伯の障壁画
今にも消えてしまいそうな
霞んだ色使いが美しい…
芸術作品に疎い私も
この絵には強く魅かれた
なんだか愛らしくって
撮っちゃった(笑)
人が抱える矛盾
私は矛盾があっていいと思っている
最後に囲炉裏を囲って温まります
囲炉裏の煙で屋根裏の部材が燻されて
防カビ・防虫効果があり、
建物の強度が増すというから、驚き
昔の人は科学をもって解明していない中、
観察と知恵、感覚を用いて
暮らしていたんだろうな
白川郷に住む人々が大切にしている
考え方や暮らし、歴史が感じ取れる場所でした
またのお越しをお待ちしております