たとえば目の前にWindowsが搭載されたパソコンがあるとする。
だけど今、私が動かしたいのはこのコンピュータではなくて
ネットワークで接続された、ちょっと離れた場所にある大型コンピュータだったりする。
いまをときめく、リモートワークというやつです。いやちょっと違いますが。
イマドキのリモートワークというとお互いの顔を映像で見ながらコミュニケーションする
テレビ電話とかテレビ会議とかを想像することでしょう。
ZOOMとかそういうやつ。
だけど、古いエンジニアたちのいうリモートはちょっと違う。
映像の "え" の字もない、英字と数字と、便利なコマンドがあるだけの世界です。
それで十分だったし、今でもそれで十分だったりする。
サーバにリモート接続するためには、手元にあるコンピュータに便利なアプリケーションをインストールして使うのがいい。
Windows標準の通信アプリでは少々さみしいからね。
この手のアプリで有名なものに、日本では昔、TeraTermというやつがあった。
今でもあるし、開発も継続されているし、実は私のパソコンに今入っているのもTeraTermだ。
だけど、TeraTermは昔、開発がなんだかもたついた。
ていうかもう充分完成していて、これ以上作者の方も手を入れる必要を感じていない、という雰囲気だった。
そうこうしているうちに、PuTTYっていうのが流行りだした。
新しい暗号技術に対応していてセキュリティ的にも安心・・・っていう感じだったと思う。もう20年も昔のことで詳しく覚えてないけど。
TeraTermはオリジナルの作者である寺西高さんから、平田豊さんを中心とするオープンソースコミュニティに開発の主体が移った。
PuTTYはイギリスのSimon Tathamという人が作者だ。
・・・で、ようやく本題(笑)
PuTTYで有名なSimon Tathamさんは、とても素敵なパズルコレクションアプリも作っています。
有志の力でさまざまなデバイスに移植されているので、どなたでも簡単に遊べると思います。
JavaScriptによるWEB版はこちらの公式サイトから。Windowsアプリもここからダウンロードできます。
https://www.chiark.greenend.org.uk/~sgtatham/puzzles/
Androidスマホの方はこちら
https://play.google.com/store/apps/details?id=name.boyle.chris.sgtpuzzles
iPhone、iPadの方はこちら
https://apps.apple.com/us/app/simon-tathams-portable-puzzle/id622220631?ls=1
広告もなければ課金もない。
いまどき珍しい良心的なアプリです(笑)
寺西さんとか平田さんとかSimonとか。
有名なプログラマの名前を憶えて、ハッカー文化に触れましょう。
彼らがどのようなアプリを作っていて、どんなことに興味を持つのか知りましょう。
じっくりと考えることの喜びや、深い思考に沈む楽しさに触れることができると思います。
ヘンな広告見せられたり
課金でガチャがチートで実況だとか(???)。
進むべき道はそっちじゃないよと
子どもたちに伝えていきたいと思っています。