チェスを使った有名なパズルをご紹介します。
8×8マスの一般的なチェス盤を用意します。
クイーンのコマを8コマ用意します (え?)
クイーンは、縦横ななめ、遮るものがない限りまっすぐ進むことのできる最強のコマです。
将棋で言うと飛車と角を足したような動きをします。
クイーンの通り道に別のコマがあると、クイーンに取られてしまいます。
さて問題です。
8個のクイーン。すべてお互いに取られないように8×8=64マスのチェス盤上に配置してください。
・・・
これが結構難しいんです。
wikipediaによるとガウスを含む多くの数学者がこの問題に挑戦したそうです。
ハッピーコンピューティングはプログラミング教室ですが
プログラミングに必要な論理的な物事の考え方を養ってもらうために
このようなアナログゲームも積極的に取り組んでおります。
このパズルの優れているところは
足し算も引き算も掛け算も割り算も必要ない。
簡単なルールさえ覚えれば幼稚園児でも取り組むことができる点です。
純粋に、論理的に考えるチカラを養うことができるのではないでしょうか。
最初に知るのはきっと
デタラメにやってもダメだ
ということではないでしょうか。
それに気づいただけでも取り組んだ価値があると思います。
デタラメに取り組むのはあきらめよう。
仕組みを知るために観察しよう。
子どもたちはやがて
自分なりの仮説をたてて
めちゃくちゃだったデタラメの配置を
筋道のあるトライアンドエラーに変えていくでしょう。
それはもう立派なデータ収集活動であって
失敗の歴史を積み上げて、徐々に徐々に正解へ近づいていくことでしょう。
生徒さんの回答例その1
生徒さんの回答例その2
素晴らしいと思います。
じっくりひとつの物事に取り組んで
たくさんの失敗を積み上げながら成功に至るという経験をしてほしいと思っています。