こんな本があります。
とても厚い本です。
帯の売り文句が「コードは小説より面白い!」。
コードとは、言わずもがなプログラムのソースコードのことです。
先日、中学生の生徒さんたちを相手に「ソースコードを読んでみよう!」と言って100行程度のプログラムのコードを印刷して渡し、私がゆっくり解説しながら一緒に読んでいくという試みをしてみました・・・が!
あえなく失敗!
あっという間にみんなアクビ!(笑)
眠そうです!
5分程度でやめました。
まず反省すべきは私の解説が面白くなかったこと。
素直に反省して改善したいです・・・が!
コードリーディングの面白さを子どもたちに伝えることに成功している人って、プログラミング教育業界にどれくらいいるんでしょうか。
これって実は至難の業なのではないかと思います。
とても根本的な問題ですが、子どもたちはまだ英語に不慣れです。
優れたソースコードってたいてい英単語を使って書かれています。読もうにも単語の意味がわからない!
コードに頻出する英単語は限られているので、慣れてしまえばずいぶんらくになると思います。でも最初はかなりキツい。。。
この点、英語圏のプログラミング教育と、他の言語圏のプログラミング教育では違った対処が必要になりますね。
コードの書き手がなぜそう書いたのか、その理由が分かったり、意図が透けて見えたりした時、コードを読むのはホントにおもしろいなと感じてもらえると思います。
だけど、書き手の意図をつかむのはなかなか難しい。
こういう風に書いておけば
後々メンテナンスしやすいんだとか
バグが入り込みにくいんだとか
そういうのはやはりコードを読む前にある程度知識や経験がないと分からないと思います。コードリーディングのおもしろさは経験の浅い子どもたちには伝わりにくい。
とはいえ、他人が書いたプログラムを読むという行為はプログラマなら避けて通れません。
私も含めてプログラミング教育関係者の、大きな課題なのではないかと思いました。