ハッピーコンピューティングには中古デスクトップパソコンが複数台あります。
とても古いのでWindowsは使い物になりません。
Linuxをインストールしてサーバ化したり
分解して中に手を突っ込む練習をしてみたり
そんな風にして生徒さんのための教材として使っています。
Linuxをインストールすれば実用的なパソコンに生まれ変わったりするのですが
電源投入後にブザー音と共に必ず警告が表示されていました。
Alert! System battery voltage is low
(警告!システムバッテリの電圧が低いよ。)
これはパソコンの内部に入っているコイン型電池(CMOSバッテリ)が消耗しているために発生するものです。
時計がくるってしまったりします。
気にせずに起動処理を続行すればパソコンが一応使えます。だからこれまで放置してきました。
が、本日、いよいよ重い腰を上げて改善しようと思い立ちました。
せっかくなので生徒さんにも経験してもらおうと思い、5台の中古デスクトップパソコンの蓋をあけ、片っ端から古くなったコイン電池を取り出してもらいました。
取り出したコイン電池の写真です。
全部 「CR2302」でした。100円ショップなどでも売っているとてもポピュラーな電池です。
パソコンのケースをあけて中に手を突っ込む行為は、子どもたちにとってはとても興味深いようです。
おっかなびっくり、丁寧に作業してくれます。
最悪の場合に壊れたとしても、中古パソコンだからあきらめもつきます。
レッスンの後、近くの100円ショップにて電池を購入。
教室に戻り、5台の中古パソコン全部に新しい電池を入れました。
BIOSの設定を工場出荷時の状態に戻して起動してみると、見事にあの Beep音と警告が消えてくれました。
うーん。ここまで全部を経験してもらえれば一番よかったんだろうけど、ちょっと残念でした。
また機会を見つけていろいろな経験を積んでもらおうと思います。