我が家にIBM ThinkPad G40 2388-7ZJという中古パソコンがあります。
発売は2003年。古い!!
昔の記憶をたどると、どうやら私は2010年に秋葉原で8000円でコレを買ったらしい。
買った時すでに、搭載されていたWindows2000はマイクロソフトの公式サポートが切れていました。
どうせLinuxというオペレーティングシステムに入れなおすからWindowsのサポート切れなんて関係ないと考えて購入したようです。
購入後しばらくはいろいろと遊んだようですが、最近放置気味。
もったいないので少し使ってみることにします。
こういう、古くて安くて、壊しても後悔が少ないパソコンを買って来て、いじくり倒すのが子どもたちにはおススメ!
いやホントにホント。
最近の主要なオペレーティングシステムはインストールメディアがDVDだったりするのでNG。
このパソコンにはCD-ROMドライブしかありません。
いろいろ探してみた結果 gentoo linux というのを入れてみることに。
ウェブでいろいろ情報を集めて
試行錯誤して
カーネルコンパイルに1日放置して
動きました!画面にgentooの文字が!
ああ、たのしい♪
こんなに古いパソコンでもちゃんと動きます。
いろいろ試行錯誤したので、どうやったのかちゃんとレポートに起こせませんが
このへんとか
このへんとか
参考にさせていただきました。
一応この先、いくつかアプリを入れていろいろ試すつもりではありますが、
実際のところ、ここまでで結構満足だったりします。
ずいぶん前置きが長くなりましたが、今回の記事で何が言いたいのかと言うと
「やったことがある」という喜びを子どもたちに知ってほしい
ということです。
具体的に言えば、今回の記事で私は
「gentooを入れたことがある」と言えるようになりました。
一度言ってみたかったんです。「ジェンツーに触ったことあるよ」ってね。
実際に言ってしまうと、なんだか高飛車な、鼻に突く、嫌われ者になってしまいますので言いません。自分の心の中で言うだけです。「俺はジェンツーユーザーだ」ってね。
いやまだ全然使ってませんが(笑)
こういう本があります。
CPUの創りかた 3,024円 Amazon |
言わずと知れた、知っている人は知っている名著です。
実際にCPUを作ろうという本です。
この本の前書きにこんな文章があります。
1万円でギガヘルツのCPUが手に入る時代にわざわざCPUを自作するメリットなんて全くありません。微塵もありません。それでも何かあるとしたら、それは… 男のロマンさ(笑)。
(中略)
曲がりなりにもCPU様を作るわけですから誇りは持っても良いはずですし、「CPUを作った͡コトがある」というココロの肩書き(?)は一生有効です。ええ、経験というモノは死ぬまでタダで使えます。最速PCの賞味期限よりは長いはずです。
おっしゃる通りと思います。
ココロの肩書きを積み上げよう。
時代に流れにさらされて、すぐに錆びてしまう知識でなくて
なんだか、詳しいやり方は忘れたけど
「俺はこれを確かにやったことがある」という確信を増やそう。
将来役にたつとか、論理的思考力がうんぬんとかいうメリットでなくて
ハッピーコンピューティングは
「楽しい」とか「ロマンだ」とか
そういうちょっと説明の難しいものを
提供したいと思っています。
けしてオタク趣味でなくて、まじめに、健全に、
素敵な経験を積み上げられるように
お手伝いしたいと思っています。