
このままだとスイッチが両方OFFの時、ホントは7セグが0を示して光ってほしいけど、電気が通らないので何も光らないという問題がありました。
この問題に対処する前に、一度7セグを詳しく見ておきます。

右下から1本出ている線は電気の出口です。
①に電気が来たら①のセグメントが赤く光ります。
②に電気が来たら②のセグメントが赤く光ります。
以下、⑦まで同じです。
①~⑦のいずれか1つでも電気が来れば右下出口の線から電気が出ていきます。
①~⑦すべて電気が来なければ右下出口からも電気が出ません。
この7セグで「1」を示したいなら①②に通電すればいい。
「0」を示したければ①②③④⑤⑦に通電すればいい。
これを実現するために、ひとつ装置を足します。
例によって黒いボックスです。電気が入るパターンで電気が出るパターンが決まるやつです。
こんなやつ。

入口①、入口②の両方に電気が来たら出口①②から電気が出ます。
入口①には電気が来ないで入口②だけ電気が来たら出口①②③④⑤⑦から電気が出ます。
そういう風に作った黒い魔法の箱です。
こいつを、計算する黒い箱と7セグの間に追加します。
つまりこんな風に。

赤い線が通電している線です。スイッチの両方がOFF、7セグが「0」を示しています。
つまり「 0 + 0 = 0 」という計算を意味していると考えてください。
これでスイッチOFFの時は7セグが「0」を示し、スイッチのどちらか1つがONになれば7セグが「1」を示すようになりました。
次回はこの絵を実際のコンピュータに照らし合わせて、コンピュータの用語を少し知ってもらおうと思います。