電子工学と電気工学という似て非なる言葉があります。
コンピュータの勉強をしたいなら「電子工学」を銘打った本を読むといいです。
「電気が来てる状態」を「1」、と「電気が来てない状態」を「0」と考えることにして、1と0の羅列でいろんな情報を処理しようというのが電子工学。
ボルトとかアンペアとかワットとか、そういう用語があまり出てきません。
そういう用語が活躍するのが電気工学。
電気工学では100ボルトと200ボルトではえらい違いだけど、
電子工学的には100ボルトと200ボルトはどちらも「1」。電気が来てる状態。
0と1でいろんな情報を表現するため、いろんなルールがあります。
アルファベットの「A」は「01000001」ということにしよう、とか。
8本の電線があって、左からから順番に電気が「来てない」「来てる」「来てない」「来てない」「来てない」「来てない」「来てない」「来てる」となっていればこれは「A」を表している、てな感じ。
8個の電球を並べて左から順番に「光ってない」「光ってる」「光ってない」「光ってない」「光ってない」「光ってない」「光ってない」「光ってる」で「A」を意味してることにしようって感じ。
できるだけ難しい用語は使わずに、コンピュータの根本的な知識を大切に、ゆっくり丁寧に指導したいと思います。