人手不足の豪州ダーウィン、昨年急にどうしても日本語教師が見つからないという事で隣の市の高校で日本語を教える事になったのでした。慣れない教職、文化の違い（生徒の授業中の態度が日本と全然違う、とにかく騒がしい）に苦悩しながらようやく学期を終えたと思っていたら、またまた招集がかかりました、、、なんと新しい先生が来学期迄オーストラリアに戻ってこない！と。
日本への帰国中に打診を受け、復帰するかどうか悩んだものの、今年は日本語を勉強したい生徒が大勢いるらしく、私はもともと日本語教師ではないので色々と出来ない事もあるし、、、と思いながら、しかしまぁ私にしか教えられない事もあるだろうし～、という事で引き受けましたよ。
さて今日の授業はYear１１（日本でいうところの高校２年生）。日本への興味を掻き立てて日本語の勉強を頑張ってもらおうと思い、都道府県を覚えてもらう事にしました。地理と地名を覚えてる為に漢字で書かれた地図を渡し、google で各県の観光地を画像検索してみてもらい、生徒たちに日本へ行きたい気持ちを掻き立てようと言う盛り沢山な作戦です。
さてこの作戦が大成功❤。どの都道府県を画像検索してもそれはそれは美しい日本の風景がスクリーンに映しだされ、その度に生徒たちが「おーー」という歓声があがり「ここ行ってみたい～」との感想が。私自身も感動したのが、いわゆる観光地として有名な所ではない所でも、というかむしろ地味目の県の方が魅力的で改めて日本の魅力を再確認したと言うところでした。
日本に行くと言うと皆、Tokyo, Kyoto, Hokkaido に集中しがちですが、これで主要都市以外の地方への興味が高まってくれたらいいな～と思います。実際に東北に行きたい、中国地方、九州に行きたいと言う生徒たちがいました。留学するならやはり田舎の方が言葉の習得は早いですし、ぜひとも生徒たちを送り込みたいと思っています。
また都道府県の皆さんもネットがあるので、直接海外に旅行や留学の売り込みができるようなシステムが出来ればいいですね～。
学校で教えるのはこれから一学期と短い期間ですが、吸収できるだけ吸収して日豪友好や平和活動につなげていきたいと思っています。
