シェアハウス体験記 引きこもりオージー前編 | 日本は世界を平和にします

日本は世界を平和にします

オーストラリアに移住してから日本がとんでもなくいい国だと言うことに気が付きました。
世界を平和にするのは日本ですよ、間違いない。
でもそのためにはまず日本が元気にならなくっちゃね。
ダーウィンから応援しています。

久しぶりのシェアハウス体験記シリーズです。最近まで住んでいた人がとても変わっている人で、いろいろトラブルもあって困っていたのですが、ようやく解決しましたので記念に。

 

接客業で働くオージーのアンソニーさん(仮名)が引っ越してきたのは3年ほど前。部屋を見に来た時に感じがよかったし、アンソニーさんも部屋を気に入ったようだったのでOKを出したのですが、一般的に社交的なオージーとは違い、働きに行く以外にはほとんど引きこもりになりました。

 

先ず何が変わっているかというと、全然姿を見かけない。キッチンを使わないし、リビングにも来ない、洗濯物を干しにベランダに出ることもない、常に玄関→部屋⇔トイレ、動線がこれだけ、それも、近くに人がいない時を見計らっているようなので、全然会わない。たま~に洗濯機の前にいるところや、仕事に出かけるのを見かけるくらい。

 

このペースなので、会うというか見かけるのが月に一回くらい。

 

部屋にいてもとにかく物音一つしないので、いるのかどうかわからない。夜にも電気がついていることがほとんどなかった。ほんとに生きているのか心配になるくらい。

 

ここにはもう一部屋あって、そっちは入居者の入れ替わりがあるのですが、皆が口をそろえていうのが「アンソニーさんを見かけない」と。部屋は目の前、バストイレは共有という状態でこれです。。。。流石に「自己紹介もしない、全く会話しない」、と苦情を言う人達もいたのですが、私としては別に家賃さえ滞りなければ別に構わなかったので「放っておいたら」と言っていたのですが、やはりそんな不自然な生活をしていたらおかしくなるんでしょうか、段々様子が変に。。。まず仕事がうまくいかないのか、だんだんと家賃の支払いが遅れだしました。それと同時に部屋から変なにおいがしだしてきたのです。

 

これはほとほと困りました。不思議なことに本人からは悪臭はしないのですが、部屋を開けるとおかしな匂いが漂ってきます。なんとも形容しがたいですが、しいて言えばペットショップの匂い?アンソニーさんドアを開けるときにはほんの少ししか開けないで出入りするのですが、それでも匂いが外へ。

 

しかしそれが、ドアを閉めていても外にまで漏れ始めたのです。。。。そして虫も増えだしました。

 

ざっくばらんなオージーとはいえ、あなたの部屋臭いですよというのはためらいましたが、別の同居人からは苦情がひっきりなしで、私もとても耐えられなくなってきたので、掃除をするように言いましたが、一向に改善されない、というかどんどん匂いはきつくなる一方。

 

掃除するように言っても、消臭用にと重曹を渡しても、何をしても改善されない。たまりかねて、「隠れて動物を飼っていませんか?」と聞くと,飼っていないと。「もしかして病気を患っているのではないですか?」と聞いても返事がない。そうそう、アンソニー氏との交流は同じ家にいても、常にメモ書き&テキストメッセージ。しかし、返事をしないことが増えてきて、しかし匂いは強くなるし、放っておける状況ではなくなってきました。

 

で、私もその返事がないことに対して堪忍袋の緒が切れて、「臭すぎる、部屋に入って何があるのか調べる!」とメッセージを送ったら、慌てて帰ってきたのが「入るな、プライバシーの侵害だ」と。

 

匂いは酷いし、返事はしない、部屋には入らせない、普通のオージーが大家さんだったら即刻追い出しているのでしょうが、私は出て行ってもらうにしても穏便に進めたかったので「今週中に掃除をして、匂いが消えなければ出て行ってもらいます」と通告をしました。

 
流石にこれには返事が来て、「休みを取って掃除をするから待ってほしい」、と。「じゃあ私も一緒に掃除をして手伝うから」いうと、自分で掃除をするから待ってくれと。今まで何度も、掃除をしました、洗濯しました、と言っても匂いは消えない。ある時は泣きながら、「自分は一生懸命掃除をしている」と訴えられましたが、マンションの外にまで匂いが漂うという尋常じゃないレベルにまで来てるのにおかしいよ。。。。。「匂いのもとを見つけなければ悪臭は消えない。あなた一人では原因がわからないと思う」といっても頑として拒否。しょうがないので、アンソニーさんが掃除をするのを待つことにしました。
 
夜中にガサゴソやっていたし、なんだか消臭スプレーのようなものを部屋中に撒きまくっていたようで、少し匂いは軽くなった、、、、、と思ったらすぐに復活。アンソニーさんは「自分でできる限りやったから、これで判断してください」とのことだったので、嫌な予感がしながらも部屋を開けると、一見きれい。きちんとベットは整えられている。ものすごく埃っぽいけれど、通常の汚部屋のようにものが床や棚の上に散らばっている、という事もない。しかし、よくよく中に入ってみると恐ろしい光景が、、、
 
 

長くなりましたので、後篇に続きます。

 

 

 

 

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