私が日本語ラジオに関わるようになったのは2012年からです。といってもその7年間を全部ひとりでやっていたわけではないのですが、でもトータルとしては6年くらいは運営しています。
自分はどちらかといえば裏方のプロデューサー業の方が好きですし、発信するのは映像・音声よりも文字の方が好き（活字人間ですから）、というわけでラジオは決して得意とする媒体ではないのですが、長年続けている。この飽きっぽい私が7年にわたってやっているという事は、自分であまり気が付いていないが何か楽しいのだろう、と思って、、何が？とよく考えてみました。
まぁ、最初はダーウィンからラジオを使って発信できるなんて、こんな機会のがしてはいけない！と思って始めたのですよ。日本とオーストラリアをダーウィンからつなぐという目的にこれほどマッチした媒体はないですからね。自分で運営していますから、プログラムの内容も自分で決めることができるのも魅力でした。このブログをお読みの皆さんはご存知の通り、オーストラリアや日本への中国の侵略ぶりは深いのに、気付いている人が少なく、どんな手段を使ってでも発信して啓もうしたかった。それに、同じ豪州国内のシドニーで慰安婦像設置問題も勃発し、国内での注意喚起もできるし、というのも続ける動機でした。
しかし最近では、両国のメディアとも目覚めて、外国からの干渉に対し注意喚起の報道を行うようになりました。特にオーストラリア、この国の良いところは決断したら行動が速いところなのですが、流れが変わっていく様子を目の当たりにしてほっとしております。
というわけで、最近は政治的なことは別に私が口にしなくてもよくなったなーというわけで、自分が本来やりたいことをやろうとシフトしているのですが、それでもラジオは続けています。という事は何か楽しいわけだ、、、。その動機は？と考えると、先ずいろんな人の話が聞ける。ちょっと面白そうな人がいたら、「ラジオに出る？」と聞くとほぼ皆さん二つ返事で出てくれるので、ホントにありがたい。
いやしかしそれだけでない！という事を昨日実感しました。昨日のゲストはレコード屋さん。正式なオープンはまだですが、ちょうど入居してお店開きをしたその日に、ラジオに出ませんかと声をかけられたので、なんと幸先のいい！と思ってくれたようで大感激の様子。もちろん音楽好きの人ですから、FM91.5は元から聞いていた局らしく、それも喜んだ理由の一つでしょう。開店準備に忙しいのに、奥さんや友人知人に電話して伝えていましたからね～ ラジオの後にはほんとに喜んでくれているのが伝わってきて、私も嬉しくなりました。
シャイな日本人に比べてオージーは皆大っぴらに喜んでくれるのですが、今回は特に感じました。 いやもちろん、日本人の方でも喜んでくれる人はたくさんいるのですけれどね、例えばオージースタディのYUKIEさんとか→ Aussie Study、ただ、比率が全然違うのですよ。これが日本人の課題かなと思います、私も含めて。
今は積極的にダーウィン市、特にシティで頑張っている人たちをゲストに呼ぶようにしているのですが、ゲストに出てくれた人たちが、それを「ラジオに出たんだよ」と自慢げに話してくれるのもありがたいなぁと。私はついこの前まで、心の中で（いやいや、ラジオといっても私がやっているコミュニティラジオで、そんな自慢することでもないですよ、、）なんて思っていたのですが、これほんと出てくれた人に失礼！反省します。
褒められたら謙遜せずに喜ぶ、感謝する、過度にならなければ自慢してもいいのだと思います。「自慢してはならない」という締め付けが逆に、過剰に自慢する人を生むし、自信ありげに話す人に対して不快感を持ってしまう、という事で、自己顕示欲を持つことは自然なことで、皆が自分の良いところを話し、褒めあうことができるようになればいいなと思います。
という事で私も謙遜を通り越して自嘲気味だったのをやめ、自分を褒めて自慢しますよ。ラジオのトーク自体は置いておいて、7年間続けてきたこと、それからたくさんのゲストが来てくれて、皆さんのいい話を聞きだして、ほぼ全員がラジオ出演を喜んでいったと、これは誇るべきことですね。
おお、考え方を変えたらなんだかパワーアップしそうな気がしますよ。来週のゲストはシンガポール航空にお勤めのNeilさん、シンガポール航空を使って日本から観光客を誘致しよう！と打ち合わせをしています。ダーウィン⇔シンガポール⇔日本、の経路は乗り換えが楽でいいのでお勧めなのです。ほかにも何か面白い話を聞きだしましょうっと。
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