海上自衛隊へのレーダー掃射問題に、韓国側が反論動画を出してきましたね。日本語字幕を付けてくださった方がいましたので見てみましたが、荒唐無稽な主張ばかり。感想は、「え、これで信じる人いると思ってるの?」です。
おそらく多くの日本人の皆さんが同じ感想をお持ちだと思います。「こりゃ誰も信じない、放っておいても、皆韓国軍の主張がおかしいことに気が付くはずだ」と。しかし、違うのです。日本ではそうかもしれないが、日本の常識は世界では通用しません。
ここで私が世界の常識は日本とは違うのだ!という事を痛感した経験をお話しをご紹介しますね。
興味のある方はお読みくださいませ。いやホント、これはカルチャーショックだった、、、、
私は、オーストラリアの大学院に入る前に語学学校に行ったのですが、そこではディベートの授業がありました。ディベートというのは日本ではあまりなじみがないですが、討論の練習です。テーマを決めて、賛成派と反対派に分かれて議論を戦わせます。テーマの内容に反対であろうと、賛成チームに入れられたら、討論の結論が賛成に導かれるように必死で頭を使うので、とても面白かった。
やり方は色々あるのでしょうが、私のクラスでは賛否グループ三人づつ、合計6人意見を言い合い、聴衆の反応を見て最終的に審判が判断するという形態をとっていました。で、私自分で言うのもなんですが、討論めっぽう強かった、という事で三番手、剣道や柔道で言うところの大将の役目、責任重大です。
テーマはSpanking お尻叩き、つまりは体罰です。
私は体罰に賛成派に指定されました、体罰には賛成しているわけではないのですが、個人の意見は関係なく割り当てられます。オーストラリアでは体罰は日本より厳しく罰せられますので、賛成派の方がとっても不利だったのですが、どんなウルトラCの議論を持ち出したのか覚えていないのですが、圧倒的に私たち賛成派の方に賛同が得られました。(もともと体罰には反対の意見なので、いったいどういう理論展開をしたのか本当に覚えていないのですが、なんだかお尻叩きを絶対悪とするのはおかしい、という雰囲気に持ち込んだ記憶があります)
しかしこの後のことははっきり覚えていますよ。私の後、反対派の大将、確か南米コロンビア人だったと思いますが、勝ち目がないと悟ったのか「今、Sachiが分かり易く説明したとおり、お尻叩きは絶対許されるべきではないことは明らかです、、、なんたかかんたら」と高らかに話し始めました。
で、これは誤解されたら困ると思って、「おい、何言ってんだ!そんなこと言っていない!!」という風に立ち上がろうとして、チームの人間に押しとどめられるという、ちょっとしたパフォーマンスになり、クラスで笑いが起こりました。
これが必要だったかというと、必要なのです。ディベートが行われたのは英語学校のクラス、聞く側も話す側もネィティブではないので、私があの時に「そんなことは言っていない!」という事を体で示さなければ、「あれ、Sachiはお尻叩きの体罰容認だったけれども、もしかしたら自分の勘違いかもしれない」という風に考えた人もいたはずです、危なかった、、、のちに先生からも、Sachiノアのリアクションは良かったとのコメントがありましたし、どんな手段を使ってでもアピールは大事です。
という事で、また韓国軍レーダー照射への反論動画の話に戻りますが、日本人のいつもの”大人の対応”をしている場合ではありません。。見ればわかるから何もしなくてもいい、ではなく、日本人総出で、
「何言ってんだ?」
「最初は天気が悪いから、北朝鮮の船を捜索するためにレーダーを使ったと言っていたが、救助活動をしていたとはどういうことだ」「軍の旗はどこにあるのか?」
「制裁対象の北朝鮮の船を救助するのなら、誤解を避けるために事前に各国に救助活動を行うことを知らせるべきだ」
「無線が聞き取れないなら、何故わからないから繰り返すように言わなかったのか」
などなど、徹底的に反論すべきです。youtube のコメントでも、身近な人との会話でも、なんでもいいです。とにかく外へ発しましょう、そうすればきっと何かが変わります。
皆さま頑張りましょう~
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