日本政府がIWC脱退し、商業捕鯨を開始するとの知らせ、オーストラリア在住の日本人としてはとても嬉しいです。
「捕鯨反対派のオーストラリア人から更に色々言われて困るんじゃないの？」と思うかもしれませんがそんなことはありません、現状より悪くなるはずはない。
オージーはですね、ほぼ全員が捕鯨問題には感情的になるので、調査捕鯨だろうと、データを持ってこようと何をしても聞く耳持たずでした。というかむしろ、調査捕鯨という”名目”でやっているという事で、「嘘をつけ、本当は捕鯨したいだけなんじゃないか」と責められる隙を与えているだけでした、私も反論できませんでしたので、厄介のタネだったのですよ。
そして更に、IWCに入っているがために自国の領海や排他的経済水域で捕鯨が出来ず、そのためにはるばる南極近くまでやってきていたのですが、タスマニアなどが南極と近いものですから、オージーにとっては自分の庭感覚があるらしく気に入らない。IWCに入って規則を守っているがために、「こんなところまでわざわざ捕鯨に来るなんて」と文句を言われるという、踏んだり蹴ったり状態でした。
なので、今回のIWC脱退、大賛成です。良かったよかった。
さてこれからオーストラリア人と捕鯨について議論する時に足枷がなくなるので少しは楽になるかしら。しかし捕鯨問題に関してはオージーはほんとにおかしいので、まだまだ先は長い。多くの動物を絶滅させてきたという罪悪感を持っているオージーには、「クジラが絶滅する危険がある」というだけで我を忘れてしまうようなので、論戦を構えるにはこの辺りの知識武装が必要なのかなと思います。
ちなみにこちらは長崎のお祭り、おくんちの出し物で「鯨の潮吹き」です。捕鯨再開とともに長崎も活性化して欲しいなぁ。
そうそう、おくんちもよろしく～ 写真はながさき旅ネットからお借りしました。
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