前の記事、「狙われているのは発展途上国ばかりなのに」の続きです。
一帯一路プロジェクトには共通点が沢山あるのに、ダーウィン港のケースはちょっと違う、と指摘したのですが、同様な部分もありました。
借金漬けになっているパキスタンが公的機関であるIMFに助けを求める事態になったようです。
パキスタンのニュースから
Pakistan’s IMF bailout reveals China’s Belt and Road initiative is not going as planned
パキスタンのIMFによる財政援助が、中国の一帯一路が計画通りに進んでいないことを明らかにする。
そしてその救済の条件ですが、もちろん中国に対する借金の内容を明らかにすることだそうです。経費が本当にいくらかかったのか、水増ししていないのか、そして契約の内容についても。
そう、、、この不透明さが一帯一路のに共通することなのですよね。
ダーウィン港のリースが決まった時にも、色々な人達(特定して書くことが出来ないのでぼかしていますが、とにかくたくさん色々な人です)が、契約内容に不安を持ち、質問をしました。
「中国共産党の影響が入ったりしないのか?」とか「中国人労働者だらけになったりしないのか?」とか、「港に入る船が中国企業の好き嫌い、えこひいきで決められたりしないのか?」などなど。
しかし、答えはいつも一緒「大丈夫ですよ、契約書できちんと決められていますから」。
これ両方、ランドブリッジも政府側も同じ答えです。いつもおんなじ調子「わははは、心配しすぎですよ、大丈夫ですから~~」と
それでは契約書を見せてくれと頼むと、見せられないと。
それじゃあいったい何を根拠に大丈夫だと信じればよいのかわかりませんよ。
一帯一路の不透明さが知られることになって、ダーウィンのケースにも何らかの動きがあればいいのですけれどね。。。。というか有るでしょう、何か動きが。
いつも読んでいただきありがとうございます。