(前回の続き)
アルトマンは、お金は掛かりましたが、
何名かの女性と突っ込んだ会話ができ、
多少なりとも、学びを得ることはできました。
私は当時、神奈川県・川崎市の
会社の独身寮に住んでいました。
実家は静岡県の静岡市で、
休日にはときどき帰っていました。
当時、実家には母が1人で住んでいましたが、
ある情報を持って、私の帰りを待っていました。
その情報とは、
「楽しい出会いの会」
というものでした。
後で知ったのですが、静岡市の小さな雑貨卸問屋の社長が、
ボランティアで、不定期に開催していた、
いわゆる、お見合いパーティーでした。
へー、そんなのがあるんだ、
ダメもとで行ってみるか、
とりあえず、申し込んどいてよ、
と母に頼んで、私は川崎に戻りました。
心では、もう何やってもダメなんじゃないか、と思っていました。
1ヶ月後、静岡に戻った私は、その日を迎えました。
母は「行っといで」と見送ってくれました。
実家から歩いて15分くらいの所に、
浅間神社があるのですが、
会場はそのすぐ近くの結婚式場でした。
始まる5分前に着いたのですが、
会場の中を見て、驚きました。
圧倒的に男性が多かったのです。
もう30年近く前の事なので、正確な記憶ではないのですが、
女性が約20人に対し、男性は約100人は居たでしょうか。
いやもっとかもしれません。
女性が部屋の右側、男性が部屋の左側、
という配置でした。
式場の関係者が開会の挨拶をし、
主催者の雑貨問屋の社長も一言話し、
次に自己紹介タイムとなりました。
「男性が多いので、女性の方だけ自己紹介して下さい」
と司会者は言いました。
1人目の女性が自己紹介を始めると、
話の内容を聞き漏らすまいと、
男性たちは一斉に椅子から立ち上がりました。
パイプ椅子を引きずる時の、
ガガー、という音が、部屋中に響き渡り
一種異様なエネルギーが発生した感じがしました。
ひととおり自己紹介が終わると、
フリートークの時間となりました。
男性10人くらいの輪の中で、
女王様のように堂々と話しをている女性も居ました。
こういう会の常連さんなのかな、と思いました。
ふと、ある女性に、1人の男性が、
いろいろと質問している様子が目に入りました。
その女性は、正面から見るとそうでもないけれど、
横顔は、けっこうかわいい女性でした。
当時私は色々な占い本を読んでいて、
少しばかり、人相学の知識もありました。
ある人相学の本の中に、
横顔が美しい女性は、性格も良い、
という記述があったのを思い出していました。
そうか、あの女性は見た目は少し硬そうだけど、
本当はきっと素直で優しい女性なんだ、
ちょっと話しかけてみたい、私はそう思いました。
しばらくすると、その男性は行ってしまったので、
私はその女性に近づいていって、話しかけてみました。
不思議なことに、その日の私はかなり饒舌でした。
バレーボール男子日本代表の田中幹保に顔が似てるでしょう、
と言ったら、その女性は笑ってくれたのです。
相手が笑うということは、いい兆候です。
私は思い切り紳士的に振る舞うことにしました。
「もし良かったら、帰りに駅まで送りましょう」
と言って、会が終わるのを待ちました。
他の女性にも、話しかけようと思えば
できないことはなかったのですが、
どういうわけか、その気になれませんでした。
(次回に続く)
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