6月28日は色々とありましたので(その1)(その2) 2回に分けて活動報告をいたします。

本日は、7月3日にupしました6月28日の活動報告 (その1) の続きです。

 

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▲車のライトで暗闇に浮き上がる福島・被災地紫陽花

 

福島・被災地 (福島第一原発20キロ圏内) での活動を全て終え、次に夏井川氾濫決壊エリア (台風19号の被災地) に移動し活動をしました。

 

夏井川氾濫決壊エリアに着き給餌ポイントを確認すると、前回に続き今回も「美味しいご飯」がこんなに残っていました

 

 

今までは全て無くなっていたのに、先週に続き今週も残っている。

これは、何かがあったということです

 

その理由で思い当たる事は、少なくとも2つありました。

➊近くの夏井川の土手が大々的な修繕工事が始まった事。

➋水没してしまった家屋などの修繕がだいぶ進んできた事。

この2つの理由で"あの子達"怯えて給餌ポイントに近寄れなくなってしまったのでは思いました。

 

この給餌ポイントは、少なくとも4匹の命を繋いでいます

早く保護してあげたかったけれど

保護枠に限りがあるので

ここは今まで比較的安定している給餌ポイントだったので

保護を待ってもらっていたのですが

もうその猶予が残っていないと悟り焦りました

 

昨年の2019年10月12日に上陸し日本各地に甚大な被害をもたらした

台風19号

最も被害が出て多くの死者が出てしまった

福島県いわき市の夏井川氾濫決壊エリアでは

危険察知能力が高い動物たちもたくさん犠牲になりました

 

猫が濁流に呑まれて流されていたけど

手が届かなくて助けられなかったと連絡を受け

現地に出向いた時に見た無残な姿となった被災地の様子に恐怖を覚え

 

▲夏井川の周辺が広範囲にわたり水没してしまいました

 

溺死した猫さんの亡骸を見つけ涙し
(
◆閲覧注意◆この下に亡骸の画像が一枚あり)

 

 

助けてあげられなくて、ごめんね

生き残れたあなたの仲間は必ず助け出すから

とこの子に誓い5匹を保護しました

 

※保護した5匹については

 

 

その後も自宅が水没して避難された方に許可を頂き、今まで給餌を続け保護出来る機会を待っていました。

 

なのに

その給餌ポイントが危険となってしまいました

 

もうここは危険だから、今後どうしようかと悩みました。

その時です…暗闇に1匹の猫さんが現れました

その子は、この給餌ポイントで今まで唯一目撃していた「マスクさん」でした。

 

▲以前目撃した時に撮影した「マスクさん

 

今後どうなるかを考えると、今夜中に「マスクさん」だけでも助け出したいと思い保護出来るまで帰らない覚悟で捕獲器を設置し入ってくれるのを待ちました。

そして、思いが通じたのか一時間ほどして…「マスクさん」が入ってくれました。

 

 

よく頑張ったね

待たせて、ごめんね

さあ、一緒に帰ろう

 

嬉しかったです、やっと保護してあげられて

それからは急いで「マスクさん」を車に乗せ明るい場所に移動し、性別と授乳の有無を確認したところ…

 

 

授乳中だと判明

 

この瞬間、頭が真っ白になりました。

やっと保護してあげられたのに…授乳中なんてとショックで

保護枠が無いのだから仕方がないとはいえ、なんでもっと早く保護してあげられなかったのかと自身を恨み悔やみました。

 

そして、泣く泣く授乳中と判明した「マスクさん」は、赤ちゃんのもとに返してあげるためリリースしました。

 

▲走り去る「マスクさん

 

子供たちを連れておいで

みんな一緒に保護してあげるからと

走り去る「マスクさん」の後ろ姿に誓いました

 

やっと保護出来たのにリリースするということは、色々な覚悟が必要です。

1度捕獲器の怖さを経験した子はその後なかなか捕獲器に近寄らない子が多いですし、赤ちゃん達が無事に育つかの保証はないけど赤ちゃんを見捨てる事はできませんから赤ちゃん達を連れてくるのをひたすら待つしかありません

 

尚、この給餌ポイントは危険と判断したので、この日は応急処置としてその近くに給餌BOXを移動しました。

マスクさん」もですが他の子達も移動した給餌BOXに気づいてくれるといいのですが…今後はどうするかは、次回の活動時に決めたいと思います。

 

マスクさん」の保護とリリースと給餌BOXの移動を終えた頃には、日付が変わり月曜の午前2時を過ぎ日が昇りはじめて薄っすらと空が明るくなっていました

 

 

東京に戻る途中の常磐道の守谷サービスエリアに着く頃には、日が完全に昇り明るくなっていました

 

 

睡眠不足と疲労で太陽の光が眩し過ぎて目が痛かったけど、それ以上に心が苦しくて涙が止まりませんでした。

 

※SOS※

現在、保護猫さんの預かり先がいっぱいになっています。

保護したくても、保護後の預かり先がありません

 

▲夏井川氾濫決壊エリアの給餌ポイントに残されていた

"あの子達"生きている証

 

夏井川氾濫決壊エリアの子達を早急に保護してあげたいので

預かり可能な方からのご連絡をお待ちしておりますm(__)m

anokotachi@gmail.com

 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

 

 

◆活動に関わるご支援のお願い◆

 

只今、福島・被災地で保護した保護っ子さんの医療費や飼育費など

膨らみ活動費が厳しくなってきました

 

 

ご無理のない範囲でご協力いただけると助かります。

何卒ご協力を宜しくお願い致します。

 

里親さま募集中の猫さん情報は、コチラをご覧ください。

 

 

 

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