前回の【6月2日の活動報告】で、毛虫のアレルギーについてご報告したところ、心配の声が多く届きました、ご心配をおかけしてすみませんでした

結論から言うと大丈夫ではないのですが…

だからと言ってひとたび関わった命を見捨てることはできませんから、活動を辞めることはできません。

ただ毛虫(チャドクガ)に次に刺された場合はアナフィラキシーショックで命の危険がありますから、どんなに酷暑でも福島・被災地活動する時はこのように肌を出さないようにしています

 

 

長袖にTシャツの重ね着、長ズボンにレギンスの重ね履き、首にはタオルを巻いて帽子、足元は絶対に長靴。

本当は目立たないように黒い服を着用したいのですが、夏場に発生するスズメバチが黒を見ると攻撃してくるのと、毛虫などが体についた時に一目で分かるようにと、白いTシャツを着用しています。

それと数が多いので一気には無理ですが、毎回少しずつ給餌ポイントの草刈りと枝の剪定を進めて毛虫から身を守るように努力をしています。

それくらいしか身を守る術がないのですが、なんとか今まで無事に活動を続けられていますのでご安心ください。

 

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今回も福島・被災地について朝イチで捕獲器を設置していきました。

 

 

給餌ポイントに設置している定点カメラの画像を確認したところ、「白黒猫さん」はやはり写っていませんでしたが、「キジ猫さん」は以前より回数は減っていましたが写っていてくれました。

 

 

早く保護してあげたいので、今回はいつもより捕獲器の台数と設置場所を増やし保護を試みました。

 

その後は、いつものように給餌ポイントをまわり給餌をしていきました。

 

 

※「ウェットフード&焼きカツオ」と「美味しいご飯」を車に積み込んだ写真

撮り忘れてしまいました、すみません。

 

今回も「皆さま」のお陰で

全ての給餌ポイントに「美味しいご飯」を

届けることが出来ましたありがとうございました!!

 

この時期の福島・被災地は、何もかもが緑に覆われます

 

汚染物資が詰め込まれた黒い袋も

アスファルトの道路も

避難した人達が乗り捨てた車たちも

 

 

 

それらは自然に還ることのない物質ですから

自然の猛威に飲み込まれ朽ちていくのみです

 

この日の福島・被災地は、曇りで早朝からお昼近くまでは29℃を超えていましたが、お昼過ぎからはジワジワト気温が20℃を切り肌寒い位で"あの子達"比較的活動するのでは期待していました

 

 

しかし、朝イチで捕獲器を何度か確認しましたが、誰も来た形跡がなく落ち込みました。

 

しかし、想定外の場所この子を保護することになりました。

 

 

この日も、1月27日に「被災地の方」からの相談で緊急保護した5匹がいた場所にレスキューの取りこぼしがないか確認しに行ったのですが、なぜかこの日はその場所だけでなくその先に足が向かっていました

 

その先は、細い道しかなくかなりの土地勘がないと立ち入れない場所で、私自身車を進めながらもどこに向かっているのかわからず不安で仕方がなかったのですが、なぜか突き進んでいきました。

そして、たどり着いた場所は人の気配も建物もなくどう考えても"あの子達"が生きていける場所ではなく、途中から整備された道ではなかったのでパンクすると助けも呼べないので危険と判断しUターンし帰ろうとしました。

※お恥ずかしい話ですが、お金がなくノーマルタイヤを買うことが出来ずにまだ冬タイヤを履いています。

 

その時でした

猫さんらしきものが視野に入ってきました

 

 

遠目でも痩せていることが分かり

私の存在に気づいても走る力がないようで、よろよろと逃げていきました

 

この子が助かるには

私が救うのには

今が、最初で最後のチャンスだと思い

無我夢中で保護をしました

 

 

間近で確認すると思った以上に痩せ、毛繕いする力も残っていなかったのか薄汚れていました、

 

 

よーく見ると右耳は人工的にVカットされいましたが、去勢手術はされていませんでした。(左耳はケンカか何かで切れていた)

もしかしたら、この子は、一斉TNRなどの大量に手術したり流れ作業で手術する場合に起こるといわれている耳カットだけして手術をし忘れ事故にあったのでは思いました…

あのTNRだけして給餌をせずに全頭保護したと宣言し、自分たちがTNRした被災地の猫を見捨てて、今年の3月に被災地活動を終え撤退していった無責任な人達のもとで。

 

その人達の無責任な行いに改めて怒りを感じました

 

そして…個人で活動していますからシェルターもないため

保護出来る頭数も限られ、活動費も厳しい中

この子を保護するということは

自身が関わっている"あの子達"に保護を待たせることになりますから

想定外の出逢いと保護で、葛藤がありました

 

でも、命に待ったはありませんから

この子が頑張って生き抜いてくれたことと

命が尽きる前に保護出来たことに

感謝しました

 

よく頑張ったね…もう何も心配ないから安心してね

幸せになろうね

 

 

仮名「茶々丸」 ♂ 

推定年齢1~2歳 エイズ陽性・白血病陰性

保護後、去勢手術・血液検査・検便・駆虫・ワクチン接種・爪切り・シャンプー済

 

体重は3.1キロしかなく、どこに触れても骨と皮だけで痛々しい体でした。

血液検査の結果は、幾つか数値が引っ掛かりましたが、どれも極度の飢餓状態の影響と思われ今後改善されると思います。

 

こんなに痩せても福島・被災地で必死に生きてきた子なので、これからは美味しいご飯を沢山食べてまるまると太って幸せになって欲しいと願いをこめて、仮名は「茶々丸」としました。

 

なお「茶々丸くん」は、現在いつもお世話になっている「Hさんご夫妻」のもとで丁寧にケアしていただいております。

※Hさんのお家での保護後の様子→

 

茶々丸くん」は、体調が安定したら里親募集をいたします。

運命を感じた方は下記までご連絡ください→anokotachi@gmail.com 

 

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普段は絶対に行かない場所になぜ、この日は向かったのか?

茶々丸くん」が助けを強く念じ

私を呼び寄せたのか

「猫神さま」が「茶々丸くん」を

助けなさいと私に向かわせたのか


 

この日保護出来ていなかったら、間に合わなかったかもしれない

でも、奇跡的に出逢え保護された強運の

茶々丸くん」が、幸せになれますよう

応援を宜しくお願いいたします!!

 

~・~・~・~・~~・~・~・~・~・~

 

【ご報告】 茶々丸くん」の初期医療費39,314円で、「心はいつも一緒基金」を使わせていただきました。

 

 

心はいつも一緒基金にご支援くださました方々のお陰で茶々丸くん」に初期医療処置を施してあげられましたこと感謝いたします、ありがとうございました

活動報告内でもお伝えしました通り、現在「活動費」がかなり厳しい状態でタイヤ交換さえ出来ない状態になっております

※そうは言ってもこれ以上冬タイヤで走行は危険なので、出来れば明日にでもノーマルタイヤを購入しタイヤとオイル交換をしてこようかと思っています。なお、タイヤ代とオイル交換等の費用は約10万円になります。

 

 


まだ救いを必要としている"あの子達"がいます。

どうか全頭保護が出来ますよう、ご無理のない範囲でご支援のご協力をよろしくお願いいたします。

 

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