この日、早朝はどんより曇り風も吹いていましたが、時間が経つにつれ雲が消え青空になりました。

 

 

徐々に気温が上がっていき10℃を超えてくれたので、今日は"あの子達"に会えるかもと期待をしながら給餌をしていきました。

 

 

 

給餌日だけのご馳走の「温かいウェットフード」と、頑張っているご褒美の「焼きかつお」・「焼きささみ」と、活動車に積んでいる「美味しいご飯」の写真を撮り忘れてしまいました、申し訳ございません。

 

今回も応援ご支援をしてくださっている「皆さま」のお陰で

全ての給餌ポイントに「美味しいご飯」を届けることが出来ました

ありがとうございます。

 

 

13日の活動報告でお伝えしました解体されてしまった給餌ポイントですが、今回見に行ったら跡形も無くなっていました。

その更地を見ていたら、かつてここで目撃したのに保護してあげられずその後姿を消してしまった子達が次々と浮かんできて涙してしました

 

今日は比較的暖かいから給餌ポイントで"あの子達"に会えるかもと期待していたところ…

 

 

"あの子達"が複数きているとある給餌ポイントで、保護に苦戦している三毛猫さん」と「もう1匹(茂みに隠れているため柄が不明)」に会うことが出来ました

以前は近くまで来てくれていた「三毛猫さん」ですが、今回は明らかに警戒をしていました。

やっぱり先月の12月2日に「大福くん」を保護した様子を見られていたようです。ここは複数の子がいるので出来れば捕獲器を使わずに保護したいと、洗濯ネットなどで保護出来るようにと思い心の距離を縮めていたので、この警戒している姿を見てショックでした

この日も単独ではなく少なくとも2匹いたため捕獲器の設置が出来ないので保護は出来ませんでしたが、無事な姿を確認出来て嬉しかったです。

 

時系列がバラバラになってしまいましたが…

 

今回、活動途中のお昼頃に、前回の活動時に被災地の方から相談を受けた楢葉町のTNRされその後放置されてしまった猫さん達の生存と現場確認をしてきました

まずは「その子達」のことを知っているもしくは「相談者」以外にも「ご飯」を上げている人がいないかを調べるために周辺で聞き込みをしました

とは言っても、まず人がいない。

それでも苦労してやっと数名ほど見つけお話しをさせていただいたところ…

 

あー、あの耳カットされた猫達なら知ってるけど

それってTNRされた子なんだから

TNRした人が餌あげているんでしょ

むやみに関わりたくないから

可哀想だけど餌はあげないようにしているよ

 

最初にお話しした方から衝撃的な事を言われました。

 

でも、その方のおっしゃる通りです。

本来TNRとは、捕獲して避妊去勢手術をして元いた場所にもどし一代限りの命だから見守って欲しいと周りの人に理解してもらいその子のケア(給餌は勿論)を続けることのはずです。

ですから「TNRをした子」の健康管理もありますが、食い散らかしなどがあったりすると周辺の人達からクレームが出てしまうので、最近は「耳カットされた猫さん」にはむやみにご飯をあげないということが周知されつつあります。

 

ここ数年でTNRが広く知られるようになったことで、「耳カットされた猫さん」はお世話している人がいると認識されるため、「カットされていない猫さん」よりも「ご飯」にあり付けなくなっている現状があるのに…

 

楢葉町」でTNRをした大勢の人達は、その後の給餌をせず去ってしまうなんて、あまりにも無責任過ぎですし、これは立派な虐待だと思います

給餌をしてあげなくては生きていけない場所で(TNR) リリースし給餌には通わずそのまま置き去りなんて
私は被災地で猫の救護活動をしました」と思いこんでいるだけで、こんなの救護活動なんかではなく単なる自己満足です。

 

他にお話しできた方は…

 

いつもおなかを空かせているから

見かけた時は餌をあげていたけど

あの猫たちは、どうやって生きているのかって

不思議だったのよ

 

この方があげてくれているご飯」で「その子達」は生きていけるのかもと少しだけ安堵したのですが、現実はそんなに甘い物ではありませんでした

 

直ぐには見つけられませんでしたが、何とか4匹は見つけることが出来ました

 

 

4匹中2匹は元気そうでしたが、残りの2匹の姿を見た時に

悲鳴と共に涙が出てしまいました

 

 

この子は、

どこにも肉がついていなくよく生きていると思えるほど痩せていました

 

 

この子は、びっこをひいて歩いていると思ったら

向かって右足の先がありませんでした

たぶん野生動物用の罠で足を失ったのだと思います

可哀想にどんなに痛かったか

 

その子達」がどれだけ空腹なのか知るために、欲しがるだけ「ウェットフード」をあげたところ4匹ともそれぞれ4つもパウチを完食しました

 

ここには少なくとも5匹はいると聞いていたのですが、1匹は他の4匹と反りが合わないのでいつもひとりでいるそうです。

その子の生存確認もとりたいのと、保護した子の受け入れ先がないので一気に保護は出来ないためそれらの問題をクリアしなくてはならないから時間が欲しいと思いました

 

そんなこともあり「耳カットされ見捨てられた猫さん達(以後はその子達からこの名称に変更)」の命を繋ぐため活動車に積んでいた道具入れの黒い箱に「美味しいご飯」を入れ始めたところ、4匹が夢中で食べ始めました

 

 

パウチを4個も食べたばっかりなのに…

それだけ飢えに苦しんでいたのだと思います。

 

この4匹中3匹TNRされた印の耳カットがされていました。

かなり大勢の方達が楢葉町で救護活動をされて去っていってしまいましたから誰がやったのかは分かりませんが、あなたがやったこと動物虐待であって立派な犯罪です。

 

尚、私が知る限り楢葉町でたったひとり今も活動されているNEKONEKOさん」が、もしかしたら何か知っているかもと思い連絡を入れたところ…

 

その子達に関わっていないし

存在すら知らなかったし

去っていった人達から何も言われていない

 

とのことで、この話しを聞いて驚き悲しみ憤られていらっしゃいました。

 

耳カットされ見捨てられた猫さん達」を今すぐにでも保護してあげたいけど受け入れ先がないからと、この時は一旦は保護を諦めましたが、環境も良くなくかつ「ガリガリに痩せた子」と「前足の片方の先がない子」は、命の猶予があまり残っていないと思われるので悩みました。

 

そこで、いつもお世話になっている「Hママさん」に電話し画像をメールしたところ、早く保護しあげなきゃと「浅草ねこ園さん」に連絡し、「斉藤園長先生」が色々とあたって下さり、2匹だけですが受け入れ先を確保してくださいました。

1本の電話で2匹の命が救える可能性が出来ました。

その"命のリレー"に感謝し空を見上げると、お月さまになった「アル君(満月)」が姿を見せていました。

 

 

全ての活動を終えてから、この2019年最初の「満月」に力を貰い楢葉町にいる「耳カットされ見捨てられた猫さん達」のもとに向かいました。

 

4匹はお腹いっぱいで出て来てくれなかったとしても、お昼間に姿を見せなかったいつも一人でいるといわれている子だけでも、どの子でもいいから保護してあげたいと願い捕獲器を設置して行きました。

 

 

 

深夜になる頃には、気温は氷点下となり暴風突風が吹き荒れ粉雪が舞いはじめてしまいました

それでも、奇跡が起こってくれるかもと願い粘りました。

台風並みの暴風突風の音で捕獲器の蓋が閉まる音が聞こえないので、車の窓を少し開けていたのですが…

 

寒かった

 

こんなに寒い場所に置いてきぼりにされた「耳カットされ見捨てられた猫さん達」は生きているのだと思ったら、怒りで震えが収まりませんでした

 

 

 

 

 

この日は、日付が変わった21日の午前1時過ぎまで粘りましたが、残念ながら1匹も保護してあげられませんでした。

次回も保護してあげられるよう精一杯努力いたします。

 

※普段は感情を抑えて活動報告をしていますが、今回はあまりにも酷い案件ですので一部感情的になってしまっている箇所があるかもしれません。

命に対して冒涜と思えるTNRの真の意味を理解していない方達の犠牲になった子達のご報告でしたので…お許しください。

 

※この活動に関わるご支援のお願いは、

お手数おかけいたしますが、リンク先をご覧ください。

https://happycat-satuki.amebaownd.com/posts/1799625

 

 

 

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