今回の活動報告は、(その1) と (その2) の2回に分けていたします。
本日は(その1) です。
 
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この日の福島・被災地は、早朝は寒く気温が9℃でした。

それでも日が昇り始めると気温が徐々に上っていき、気持ちのよい秋晴れとなりました。

 

 
この日10月1日は、福島第一原発20キロ圏内に位置し長らく閉鎖され警戒区域だった富岡町で、「復興ロードレース大会」が開催されました。
 
 
そんなこともあり、今回は町全体がざわめくことが予想されていたので…
"あの子達"の保護は困難だろうと思いましたがやっぱり諦められなくて、朝イチで最低限だけ捕獲器を設置しました。
(すみません、焦って作業していたので捕獲器の撮影を忘れてしまいました)
 
その後は、いつものようにそれぞれの給餌ポイント給餌をしていきました。
 
 
 
 
 
今回も「皆さま」のお陰で、全ての給餌ポイントに無事に「美味しいご飯」を届けることが出来ました、ありがとうございます
 
被災地は人が住めない町ですから、飼い主さんもいなければ餌やりさんもいませんし、生ゴミもでません。
ここで生きる"あの子達"の命を繋いでいるのは、この週1回の給餌のみです
それなのに、その給餌用フードの「美味しいご飯」のストックがあと僅かとなってしまいました
 
被災地の朝晩は、すでに寒さを感じるようになりました。
あっという間に冬がやってきます。
冬は、体温を温存するためにエネルギー源をかなり必要とします。
そのため、今から冬に備えてしっかり食べて体力と脂肪をつけなくてはなりません。
今まで必死に生きてきた"あの子達"の命を繋ぐために
保護してあげられるその日まで命を繋ぐために
どうか「美味しいご飯」のご支援を宜しくお願い致します
※不足物資や送付先などはこちらをご覧ください → 
 
復興ロードレース大会は、10時からでしたがその前の段階でぞくぞくと車が集まりはじめました。
それに伴いコース周辺が道路規制され閉鎖されていきました
せっかくだから少しだけでも見ようかと思ったのですが、マラソンコースには車では近寄れず離れた場所にある駐車場まで行って駐車しなくてはならないとのことなので見学は諦めました
 
復興ロードレース大会の様子ですが…
 
大会主催者HPより https://moshicom.com/8198/

 

金メダリストの「高橋尚子さん」もレースに参加 (右奥に写っています)

福島民友新聞社より http://www.minyu-net.com/sports/running/FM20171002-208727.php

 

東京電力福島第1原発事故による避難指示が帰還困難区域を除いて解除されてから半年となった富岡町で1日、マラソン大会「とみおか復興ロードレース大会」が6年ぶりに開かれた。

秋晴れが広がる中、参加者が復興へと向かう秋の富岡路をさっそうと駆け抜けた。

町教委の主催、NPO法人富岡町さくらスポーツクラブの共催、福島民友新聞社などの後援。

 町の再生を後押ししようと、震災前まで恒例だった大会名に「復興」を掲げて刷新した。

シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんが駆け付け、ランナーと笑顔で触れ合いながら元気づけた。

 主催者は当初500人の参加を見込んだが、全国の小学生から高齢者まで約670人がエントリー。

町総合スポーツセンターを発着点に2キロ、3キロ、5キロ、10キロの男女各部門に分かれ、健脚を競い合った。

 小学生女子の部(2キロ)を制した郡山市の柳田琳花さん(日和田小6年)は「いろいろな大会に出てきたけれど、1位になれてうれしい。町の復興が進んでいてびっくりした」と笑顔を見せた。

 スターターを務めた宮本皓一町長は全国からの応援に感謝し「復興に向かう町を肌で感じ、友情の輪を広げてほしい」と歓迎した。

(福島民友新聞社の記事を転載)

 

大会主催者HPより https://moshicom.com/8198/

 

この場所は…
 
↓

 

今現在も「猪さん」や「イノブタさん」をよく見かける場所です

 

 

きっとみんな怖がって隠れていたと思います

でも

こんなものを使って殺処分されるよりも

 

 

こうして人が姿を見せることによって

野生動物が山へと移動し姿を見せなくなっていくようになれば

それが一番いいのではないかと思いました。

 
夕方になると人も車も消え被災地はまた静かな寂しい町に戻りました。
道路規制も解除されたので、どんなマラソンコースだったのかと思い道路に記されている矢印を辿って車で走行してみました。
 
富岡町役場がスタート地点でその後その周辺を走りスポーツセンターを経由して、その後は同じコースをグルグル回ると思っていたら…
どうやら大人用のコースは違っていたようです。
矢印通りに走ってみて、胸に熱いものを感じました
 
あの日… "3.11"暴れて町を呑み込んだ"海"
 
かつては沢山の"家々" があった場所
 
今までは危険なため閉鎖されていたけど開通した"橋"
 
津波に呑み込まれた駅前の住宅街の跡地に
山積みになった汚染物資が詰め込まれた"黒い袋の山"
 
移動はしたけど新たに建設された "JR富岡駅 "
 
まだまだ東日本大震災福島原発事故爪痕が残っているとは言え、もがき苦しみながらも必死にここまで復興に辿り着けた "福島県民の意地と底力"が伝わるコース作りになっていました。
被災地の深い悲しみと悔しさと怒りと喜び…
色々な想いが込められたこのマラソン大会に "静かなる感動" を覚え目頭が熱くなりました。
 
現在 建築中の「JR富岡駅
 
 
10月21日運転が再開され
ここまで電車が来るようになるそうです
 
 
駅構内には「空間線量表示」が…

 
今までは
この先にある隣の「竜田駅」までが運転再開されていました
 
 
竜田駅」→富岡駅」→「・・・?」
なぜか「富岡駅」の次の駅の表示がされていません
 
 
なぜなら…
この先「富岡駅」の先は
福島第一原発がある「大熊町」だから
この先に電車が走るのは
まだまだ時間がかかりそうです
 
 
長くなってしまいましたので【その2】に続く
 
*福島・被災地での活動に関するご支援のお願い・里親様募集中の猫さん情報についてはコチラをご覧ください。
 
 
 

*~*~* 今日の「きこちゃん」 *~*~*

 

 

 おチビちゃん達が生まれてから

9日目になりちた

みんにゃスクスク成長して

うっすら目が開いてきまちた♪♪♪

 

By きこちゃん

 
 
 

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