こんにちは!
シンガポールで働き方模索中
駐在妻4年目のNANAです。
(初めましての方はこちら)
フェーズ2に入って初の週末は
両日とも朝から雨☂️
浮かれて外出しないでよ、という
神様からのお示しでしょうか笑
なので買物には行かず
プールも諦めて
夕方久しぶりに家族でテニス🎾
嬉しいなぁーー!!
さて、コロナ話題ばかりだとなかなか
明るい気持ちになれないので
今日は気分を変えて
【身近な駐在妻に話を聞いてみよう企画】
第3弾をお届けします
1人目はこちら→さおちゃん
2人目はこちら→Rちゃん
まだ友達に会えない状況だったので
3人目はオンラインでインタビュー
させてもらいました!
3番目のインタビュー応じてくれたのはママ友Kちゃんです。
シンガポールに来て半年くらいで知り合った彼女は、見た感じや話し方はおっとりとほんわかしているんだけれど、中身はとっても行動的!興味を持ったことをどんどんやっちゃうアクティブママで、私も志向が似ているところがあって、とっても気が合うんです♪
ご興味ある方は読んでくださいね
日本では、大学卒業後からずっと同じ金融系の会社で営業サポート業務、秘書業務、会社の資産運用リスク管理に関わる業務などを経験し、結婚、1人目の出産後も変わらず働いていました。仕事はハードでしたが、女性が多く働きやすい職場であり、ロールモデルとなる先輩が身近にいたので仕事を辞めることは考えたことがありませんでした。
2人目を妊娠・出産し、まだ病院に入院中に海外赴任になるかも?という話を聞かされて・・。家も購入し、子供も生まれたばかりだというのに、まさかこのタイミングで??と衝撃を受けて頭が真っ白になりました。小さい子供2人を連れての海外生活はできるか不安だったし、仕事も続けたいと思っていたので、悩みましたね。でも、育休は1年半取得できるし、夫の赴任が短期かもしれないし、とりあえず行ってみよう!と思い、第2子が生後6か月の時に渡星しました。
来星後すぐに上の子は幼稚園に入れたのはよかったのですが、知り合いもいない環境で、生後6か月の赤ちゃんと一緒に生活を立ち上げるのは大変でした。生活に慣れるまでの2か月ぐらいのことを、今よく思い出せないぐらいだから(苦笑)
育休中とはいえ、自分の会社員としての居場所がない、自分の収入がないということは、それまで普通だったことがそうではなくなってしまった感じがして、心にぽっかり穴が開いたようでした。今はようやく少しづつではありますが、夫の収入は自分がいるから成り立っているという思いがもてるようになってきました。
知らず知らずのうちにストレスが溜まっていたせいか、来星して半年ぐらいの間、湿疹が出たり、難聴になったり、身体から様々なサインが。通院や鍼治療などをしましたが、そんなに効果は感じられず、先生にも「仕事をしていないことによってストレスを感じているのかも」と言われました。通院はやめて、リラックスを心がけて生活していたところ気付けば自然と症状は改善していました。
はたママのプレはたママ会や、ぷるちーのなど子連れで参加できる場に積極的に参加するようにして、友達の輪を広げて、楽しい時間を増やしていきました。ですが、楽しいだけでなく「自分として何かしたい」という気持ちが常に湧いていて。
そんな時に子連れで参加できるボランティアメンバーの募集を見つけて即応募しました。来星後半年頃でした。自分が興味がある内容だったのと、子連れで参加できるところに魅力を感じて決めました。
食や子育てに関するイベント企画のお手伝いなどをするボランティアなのですが、日本で働いている時には出会えなかったいろいろな分野の方の話を聞く機会をもらえて、自分の知らなかった世界が広がって、もっともっと知りたいと思うようになりました。仕事では、男性脳を使ってばかりだったので、初めて女性脳を刺激された感じ(笑)
子育てに直結する内容なので母としての学びが多く、学んだことをすぐ自分の生活に取り入れられる、子供にも生かせるところが本当に良くて。収入がなくても、仕事では得られなかった知識を得られて、生活が満たされたので、自分の心が安定しました。
生活や心の状態は徐々に安定しましたが、夫の赴任は短期ではなく、今後も数年続くことがわかり、育休期間が終わったらどうするかを考えなければなりませんでした。育休は1年半取得できますが、退職するならば1年ぐらいで結論を出して早めに伝えなければと思っていて。
復帰したい気持ちはもちろんあったのですが、2人を連れて母子帰国し、ワンオペで働く自分の姿を想像したら、私には難しいんじゃないかと思いました。平日くたくたになって働き、週末ゆっくりしたくても溜まった家事と子供の相手をしなきゃで、心も体も余裕がない生活になるだろう。両親に頼り過ぎたら親も倒れてしまうかもしれないし、夫は子供と離れて寂しいだろうし。自分が働きたい気持ちだけで押し通すのは現実的に難しいと感じ、自分の幸せと家族の幸せトータルで考えて、ここで家族一緒に暮らすのが一番良いと、自分で結論を出しました。
希望の部署に戻れるわけではないですが、退職後の復職制度があるのも、決断をしやすくしてくれました。会社にそのことを伝えると、「絶対戻って来てね」と皆さん言ってくれて、とてもありがたく感じています。
来星して3年が経とうとしていて、そろそろ本帰国が近いかもしれません。でも、本帰国して元の会社に戻るかどうか、実は今はまだ悩んでいます。女性が働きやすい会社だし、待っていてくれる仲間もいるのですが、改めて、振り返ってみたら、やりがいはあっても毎日ワクワクしながら仕事をしていたわけではないかもしれないと感じて。
もちろん、楽しいだけが仕事ではないし、良い環境でやりがいを持って働けるならそれで十分だと思う気持ちもあるんですが、一旦仕事を離れてみて、シンガポールに来て価値観が変化したんじゃないかと思います。いろいろなことをされている方に出会うことができて、視野が広がって、ワクワクすることで仕事がしたいという観点が私の中に追加されたんです。
一度復職して、これまでとは違う興味がありそうな部署を希望してみるというのも一つの選択肢だとは思っていますが、できることならば、自分の経験が生かせるような楽しく、ワクワクすることをしたいと今は思っています。でも自分がこれがしたいと思う仕事がまだ定まらず、模索中・・。興味がある分野はたくさんあるのですが、自分が1番何が好きなのかわからない。働きたいけれど、何をして働きたいかがはっきりとは見えていません。復職できるだけ贅沢なことなんですが・・。
私もまだモヤモヤの真っ只中ですが、今は、とにかく興味があることをやってみる、飛び込んでみる、ことを続けて、自分の本当に好きなことを見つけようと行動を続けています。なので、皆さんも、自分が少しでもワクワクする、楽しそうと思う気持ちがあればまずはチャレンジしてみてはどうでしょうか。ボランティアや習い事や、何でもよいと思うので、アンテナにひっかかったらやってみて、ダメだったら変えればいい。行動したら見えてくるものがあると思うから。
<完>
いかがでしたでしょうか。
私も今まさに抱いている感情にとても近いので、「うんうんうん」、と深く頷きながら聞いていました(笑) 私も何でもやってみる派ですが、彼女も本当にいろんなことにチャレンジしていて、尊敬しちゃうんですよ。そんなにやって大丈夫?と心配になるほど。(私がめまいに悩まされていた時、彼女が難聴に悩んでいて、私たちやりすぎだよねって)
だからきっと、行動を続ける彼女ならば彼女らしい、彼女しかできないこと、見つかると思います
今日はここまで。
少しでも何か伝わるものがあれば、私も彼女も嬉しいです