こんにちは!
シンガポールで働き方模索中
駐在妻3年目のNANAです。
(初めましての方はこちら)
新年のブログでの抱負をこちらに書きましたが
「②駐妻インタビューをする」に早速トライしてみました~!
なぜやりたいかというと、キラキラしてそうにみえる駐在妻だけれど、みなそれぞれ悩んだり、
落ち込んだり、試行錯誤したり、それを一つ一つ乗り越えながら今の海外生活を楽しめるようになっている。
どんなふうに行動して、マインドを変えて、前に進んでいるのか、どんなきっかけがあったのか、どんな変化があったのかを聞いてみたいなと。
それが、これから似たような境遇に直面する方々にとって、何らかのヒントになればよいなと。
ワーママ時代に、よく「ロールモデルを見つけると良い」と言われたけれど、そもそも身近に
ロールモデルがいなかった私たちの世代。
駐在妻も同じかなぁなんて感じていて。
未知の世界だから不安も多いけれど、こんな風に過ごしている、悩んだりもしている、それを乗り越えている人たちもいるんだって知れたら、不安が減るかもしれない。
何かヒントになることがあれば、それを自分に取り込んでいけるんじゃないかと思って。
私も悩みもがいたから。
ご興味ある方お読みください
一番最初のインタビューに快く応じてくれたのは私の一番身近な貴重な働くママ友のさおちゃんです。
さおちゃんはとってもセンスの良いインテリアデザイナー
別の仕事をしながら無料インテリア相談もやっているバイタリティ溢れるママ。
↓↓さおちゃんのブログはこちら↓↓
彼女と知り合えて、働きたい駐在妻の葛藤を共有できる存在ができ、私はとっても気持ちが楽になれたし、行動的な彼女のおかげで、私の視野も交流も広がることができました。
渡星は私より後ですが、彼女は既にタイへの帯同経験済みなので駐在妻の先輩!
その時、彼女が試行錯誤した話にすごくすごく勇気をもらえたのでその話を改めて聞かせてもらいました♪
「働きたい駐在妻」シリーズのトップバッターです
(シリーズ化できたら・・)
同じ会社の同期の彼との結婚式、数か月前に彼の赴任の辞令が。
突然のことでびっくりはしましたが、でもその時は、今の会社の仕事よりも興味がある分野がはっきりしつつあったので、会社を辞めることには躊躇はなかったです。
子供もまだいなかったし、“あっちで働こう”、“私なら働ける”と思っていたので。帯同ビザでは就労できない国ですが、自分が労働ビザを取得してでも働きたいと思っていました。
タイへの引っ越しを終えて、“よし職を探そう”と人材エージェントにあたったときに、言われた言葉で現実を知りました。「駐在妻で働いているのは2.3人しかいない」と。
それまで男女平等で働いてきたし、成果も出してきたので、【女性だから働かない、働けない】、というその事実に憤慨し、「馬鹿にしてる!私が絶対4人目になってやる!」と思いましたね(笑)
でも、自分の興味のある分野〔インテリア関係〕での日本人女性に対する求人はなく、タイ語もできない状態では、3か月間探ししても就職先は見つけられませんでした。
これまでの同僚は外資系企業で、優秀な人が多かったし、私もプライドもあったので、周りが成長していく姿を見聞きすると、「自分は就職もできないのか、夫に依存して生活している自分なんて」と焦ってしまい、落ち込んだ時期でした。
「駐在妻は楽している」という目で見られる、自分がそう思われるのがとにかく嫌でした。
自宅用に食器棚を探していくつかインテリアショップを回っていた時に、セミオーダーできる食器棚を売っているお店を見つけて。そこで思い付き、「ボランティアでよいので、何かお手伝いできませんか?」とオーナーにいきなり提案してみました!!(笑)
タイ人夫婦のオーナーで英語は通じませんでしたが、何とか意思疎通を図り、「じゃあ来てみたら」と快諾✨ ボランティアでもいいから外の世界を見たいという気持ちだけで、突っ走ってましたね。
それから、週に数日通うようになり、マーケティング担当として、日本人向けフリーペーパーの広告を作ったり、展示会に立たせてもらったり、出張まで行かせてもらえました。
収入はなくても、インテリア関係の経験を積むことができ、自分が役に立てることがあり、「自己肯定感」があがりましたね。
ようやく、落ち込みから回復し、自分らしく過ごせるようになりました。
そのお店でのボランティアは、1人目の妊娠もあり、1年程度で終わりましたが、その後も、Webサイトを作って日本向けにローカルの雑貨を販売してみたり、日本人会の講座でカラーに関する資格を取得したりもしてみました。
妊娠6か月の時には、一時帰国して、正式に「インテリアコーディネーター」の資格に合格。
働くということが叶わなくても、できる範囲でできることを、とにかくやってみました。
産後は、働くということにはあまり拘らず、初めての子育てを楽しんで、充実した海外生活でした。2人目もバンコクで出産してママの生活を満喫しました。
※さおちゃんのブログからリビング写真を拝借!素敵
海外生活を楽しみながらも、本帰国後のことを視野に入れて、日本の求人は常にチェックしていました。未経験で就職できる会社があるのか、どんなニーズがあるのか、情報収集をしていました。
そして本帰国が決まった時に、ちょうど求人が出ていた、英語ができる、かつ未経験OKのインテリアコーディネーター募集の会社1社にピンと来てフランイング気味に応募(笑)
帰国後すぐ面接し、内定をもらうことができました!
1社しか応募していないし、この1社で内定が出なかったら、しばらく日本でも子育て楽しもうと思っていたのですが、意外にも内定をもらえたので、急遽月20万かけて無認可保育園に2人を入園させ、心機一転、日本で仕事スタート。
仕事を始めて2年半が経ち、日本でのワーママ生活のバランスも徐々にとれるようになり、やりたい分野での仕事をして充実した生活。自分の理想のインテリアでマイホームを建てようと土地の契約をした後のタイミングで・・・
また夫の海外赴任の辞令が。
また、私が退職しなければならない。
この時はさすがに衝撃を受けて、怒りも湧いてきましたね。
「あなたのせいで、私は振り回されている!」と。
イライラもしたし、ネガティブな感情も湧いてきましたが、でも、“絶対働く”という気持ちに揺るぎはなかったです。それに向かってすぐに情報収集を始めました。
タイでの経験があったからこそ、“専業主婦は向いていない、働かないと私は無理”という自分を十分わかっていたから、迷いがなかったのかな。
友人のキャリアコンサルタントに相談して現地の人材エージェントを紹介してもらったり、すぐに「はたらくママの会」に登録して、発起人のまっきーにDMを送り、「駐妻妻キャリアサポートコーチの飯沼ミチエさんにも会いに行きました。
始めに子供たちの幼稚園探しに着手。次にメイドエージェントに依頼してメイドさんの面接を進め、2つが整い始めたところで、シンガポールのエージェントに登録。
フルタイムかパートタイムかなど、どういう働き方をするかは迷ったりはしましたが、“働かないという選択肢”はなかったので、複数社の面接を受けて内定が決まったインテリア系の会社ですぐに仕事をスタートさせました。
希望するインテリアコーディネーターとしての職種ではないのですが、海外のインテリア関係の会社で働くことで得られる知識や人脈、経験があると思います。そこで働きながらも、インテリアコーディネーターとして私にできることがないか、と考えて、個別にボランティアでインテリア相談を受けることにしました。
こんなにスムーズに進めたのは、1か国目での経験と試行錯誤があったからこそ。
退職をして専業主婦となった自分と向き合い、自分は何をしたいのか、どんな風に生きたいのか、をじっくり考えて、自分自身をよく知ることができたから。
そして、どんな時でも、夫が、働きたい私のことを認めて、応援してくれていたことが大きな支えになっていました。
とにかく誰かに会ってみる、ポジティブなオーラがあるに会ってみるとよいかもしれません。そこから世界や、可能性や、人脈が広がることってあると思うから‼️
<完>
いかがでしたでしょうか。
少しでも何か伝わるものがあれば、私も彼女も嬉しいです
さおちゃん、話聞かせてくれて本当にありがとう
順調にシンガポールでのワーママ生活をスタートしたさおちゃん、ほんと、すごい!
転職とかメイドちゃんのこととか、時々、いろいろと悩むこともあるよね。
けれど、そのたびに自分なりにベストの答えを出すため、悩んで考えて、前に進んでいる姿にいつも励まされているよ~
これからもよろしくね