こもれびの部屋
かわのみどりです。
今、生きるのが辛いあなたに読んでほしい私の自己紹介はこちら
さて、昨日の記事の続きです。
わたしが今回の読書会で
ご紹介した、
大好きな作家さんは、宮下奈都さん。
宮下さんの、
香りや音、質感まで伝わってくるような
情感豊かでうつくしい文章と
普通の人の
日々の中での喜びや悲しみ
葛藤や苦悩…こころのひだを
丁寧に大切にことばにしてくださるところ
人へのあたたかいまなざしが好きです。
素敵な本がありすぎて、
かなり迷ったのですが、
今回は、参加者さんをイメージして
こちらの2冊と、その中で
胸に響いたことばなどを、ご紹介しました。
主人公は、学校の勉強や集団行動が苦手で学校になじめないハルと、勉強もできてきれいなのに、目立たないよう眼鏡をかけ、作り笑いでまわりにとけこもうとする遥名。遠い場所で生まれ育った不器用なふたりが傷つきながら成長し、やがて出会うまでの過程がやさしいまなざしで描かれた物語
山奥で生まれ育った男の子:外村は、自分には何もないと感じていたが、高2の時、体育館のピアノのする調律師と出会い、調律師をめざしていく。奥深い音の世界と、周りに支えられながら成長していく姿が丁寧に描かれている物語
今回、宮下さんを
紹介しようと思って、
宮下さんの小説や
つむぐことばは、どうして
こんなにも胸に響くんだろう…と
ぼんやり考えていたとき
宮下さんが
あるインタビューで
話されていたことばをみつけ、
あぁ、ここが一緒なんだなぁと感じました。
人の心が動き、変わっていく瞬間は、いつでも誰にでも訪れるはずです。それこそが物語になりえると思っているので、その変化の瞬間を書き留めたい一心でいます。
宮下の小説は何も事件が起きないとよく言われます(笑)。確かに特別な出来事がない日常を舞台にしていますが、「実は起きている」といいたい気持ちもあります。内面の変化って、一番大きな事件ではないですか?」
そうそう
人の心の動き!
内面の変化!
人が日々何を感じ考えて、
どんな風に変化して
どんな風にその人らしく生きていくのか
そこが気になるし、
大切と感じる方には特に、
宮下さんの作品、おススメしたいです。
*
さてさて、
今回の読書会も、
本を真ん中に
いろんな想いを
聴かせてかせていただいて
わたしも語らせて頂いて、
じんわり幸せなひとときでした。
こころの話が好き。
人生の話が好き。
誰かと気持ちを分かち合いたい。
そんな方は、ぜひ、また
繊細さんの読書会でお会いしましょう♪
*おまけ*
宮下さんの小説が
心に響いた方は、
ぜひエッセイも読んでみてほしいです。
たとえば、こちらなど。
宮下さんご家族が、北海道のトムラウシ(アイヌ語で、神々の遊ぶ庭の意味)に山村留学した1年間を描いた、日記風エッセイ。北海道の大自然や、そこでの暮らしを一緒に体験したような豊かな気分になります。
ふるさと福井や、北海道の中でのびやかに成長する宮下家の3兄弟の姿をあたたかく描いた6年分のエッセイを中心に、自作の解説、短編など含む、もりだくさんの作品集。ファンにはたまらない一冊です♡
あぁ、本のこととなると、
話したいことがあふれて、
収集がつかなくなります…(笑)
まだまだ、
ご紹介したい本もあるのですが、
今日はこのへんで^^
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