「不安や恐れは自分の中からしか生まれない。
すべて自分の中にある。」
今日は、友人に誘われて、お茶の会社の社長さんのお話を聞きました。
そこで印象に残った言葉がこれ。
以前の私は、こういう言葉を聞いたとき、こんな風に考えていました。
「不安や恐れを持っちゃいけないんだ。
そういう心は自分の中から追い出さなきゃ。」
でも、本当は、そういう意味ではないんですよね。
こんにちは！長安知子です。
「不安や恐れは自分が作っているもの」
そういう言葉を聞くと、「不安や恐れを作っている自分が悪いんだ」って思っていました。
「私はダメなやつだ」という思い込み（ビリーフ）があったから。
なんでも「自分がだめだ」って言われているように聞こえちゃうんですよね。
誰もそんなこと言っていないのに(笑)
そもそも、「不安や恐れ」って感じるのが当たり前だし、感じていいものです。
だって、不安は新しい世界へ導く扉ですから。
不安が起こる原因って、次の3つなんですよー。
一つずつ具体的にお伝えしますね。
1.単に、やったことがない不安
「未経験恐怖」と呼ばれているものです。
例えば、お子さんが初めて、幼稚園とか、学校とかに入るときに、感じる不安。
それは、まだ、幼稚園や学校に通うわが子を見たことがないから。
まだ、経験したことがないので、安全かどうかわからないですよね。
そんなときは「もし、怖いことが起こったらどうしよう」って、無意識に思っています。
自分や子どもを守るために、脳が不安や恐れの指令を出しているんですね。
2.自分を制限する思い込み（ビリーフ）による不安
人は過去の経験から、「こうしたら、こうなる」って結果を導き出します。
実際に、必ず同じ結果になるわけではないのに。
強く残ったネガティブの印象から作られたビリーフがあると、それを避けようとして不安になるんですね。
3.相手の問題を引き受けて、背負っている
不安に思っていることが、実は目の前の相手が抱えている問題のときがあります。
人間関係における不安って、ここが絡むこともありますね。
相手が不安がっているのを見て、自分が同じ問題を抱えているとカン違いしていまうんです。
一緒に不安になっちゃうパターンって、けっこうありがちですよね。
この3つのパターンで、脳が不安を感じるようにつくられているから！
不安や恐れを感じるのは、当たり前なんです。
とはいっても、不安になるって、モヤモヤと嫌な感じがするから、感じたくないって思いますよね。
じゃあ、不安がなくなっちゃったら、どうなると思います？
例えば、初めて、湖に遊びに行こうとなったとき。
不安が全くなかったら、どんどん入っていって、いきなり深くなっておぼれちゃうかもしれません。
不安があるから、浮き輪持って行こうとか、泳ぐ練習しようってなるんですよね。
対策をとったり、成長するためには、不安や恐れって大切だと思いませんか。
それから、不安から、自分にブレーキをかける思い込みに気づけるということもあります。
不安や恐れは「それ間違った思い込みだよー」って捉え直すきっかけをくれるんですね。
不安があるからこそ、新しい出会いがあって、学びにつながっていると思います。
痛みって、もし感じなかったら、けがをしていても気づかず過ごしちゃいます。
適切な処置ができなくて、倒れちゃったら大変ですよね？
「幼いころにできた思い込みで、傷ついていることに気がついて！」
そんなサインを送って、癒されないまま過ごさないように、不安ってあるんですよ♡
相手の問題を抱えて、不安になっているときも同じですね。
「それは相手の思い込みだよー、あなたは安心してていいよ」っていうサイン。
「たくさん、人の分まで抱えこまなくて、大丈夫だよ」と教えてくれているんです。
だから、「不安やおそれ」って、自分の心強い味方なんですよね。
「不安や恐れ」を感じたら♡
「これは、私に何を教えてくれているのかな？」
そうやって、少し客観的に眺めてみませんか？
きっと、不安に対して、どんな行動をとったらいいか、見えてくると思いますよ^^。
あなたが今日も明日も安心して過ごせますように♡
そして
お子さんの心にも、あなたの心にも残る、ステキな出逢いがありますように♡
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ママと子どもの想いを引き出すメンタルコーチ 長安知子でした。＾＾