幼き頃、月にはウサギが居ると聞かされ、確かに目に見える月の模様はウサギが餅をついている様に見えた。
青白く光る月は、人の心を和ませる。
毎日変化する満ち欠けは、人の心を楽しませる。
最も間近な星で、愛着が有るのだろう。
月は地球と同じように自転しているのに、何故、同じ顔を見せるのかは、月の自転の周期と地球の周りをまわっている公転の周期が一致しているから。
だから、いつ見ても月の顔は同じ。
しかし、当然、月には陽の当たらない裏もある。
決して見せることのない月の裏の顔。
そこには人が心地よく暮らせる暖かさは無い冷たい世界。
徐風でした。