昨日、テレビドラマの再放送を観ていたら、ドライブインが場面だった。
実に、懐かしさが込み上げてきた。
長距離を運転していて、腹が減って駆け込んだのを思い出す。
最近は、ファミレスやコンビニに圧されて、道路わきに空き家となったドライブインを見かけるが、昔は国道筋にある24時間営業のドライブインは、オアシスだった。
そして、ひとつ思い出したことが有る。
学生の頃、当時には珍しく車を持っている後輩が居た。
夜中に車で我が館に押しかけてきて
「コースケさん、腹が減りました」
と、言ってくるので、彼の車で夜中のドライブインに飯を食いに行った。
彼は、腹が減ると、俺の所に来る。
車を乗り回すんだから、飯ぐらい食えるだろうと言うのだが、
「それとこれは別です」
などと言う。
でも、従順に慕ってくるので、無碍にできない。
俺だって、毎日、漸く食つなぐ生活だが、後輩に飯を奢るのはシキタリ。
俺も、先輩には毎日の様に飯を食わしてもらった経験がある。
俺のドライブインの思い出。
如風でした。