最近、企業で、若手を育てる事に熱心になっていて、とても建設的で良い事だと思う。
しかし、その方法がおかしい。
1割ほどの35歳以下の従業員をピックアップして、養成コースを歩ませる。
ハッキリ言って、この方針は間違い。
何故なら、この地点で出世する人が決まってしまう。
これは、学歴社会で「優秀」と言われている大学を卒業した従業員をピックアップする旧態のシステムと何ら変わりがない。
つまり、「エリート」を固定してしまう事になる。
若手を育てるという事は、池や川に住んでいる魚が、いきなりピョンと跳ねる活きの良いのがいる。
それを、ヒョイと網ですくいあげる。
これが、旬の人間を活用するという事だ。
その為には、上司が目を大きく開けて、よ~く部下を観ている事が必要になる。
そして、もうひとつ。
老体は、さっさと隠居する事。
如風は、そう考えます。