短いけど、長く中身の濃い18日間が終わった。
1日中、テレビに釘付けで、他の何も手に付かなかった半月以上だった。
金メダル3個、銀メダル6個、銅メダル9個。
九九の3の段を数えてるような、何とも歯切れのいい数字。
麻雀の好きな方なら、筋目の数。
このメダルの裏に隠された筋書きのないドラマを観た。
うれし涙、辛い涙、悔しい涙。
それぞれの涙が、中国の大地を濡らした。
その裏で、ロシアの動きがキナ臭いのが気になるが。
オリンピック開催中の戦時行動は禁じられている。
それでは、開催していない時なら、良いのかという事になる。
それでなくても国としての出場が許されていないロシアは、女子フィギアの選手に対するドーピング問題で揺れた。
僅か15歳の少女が、世界から叩かれて悲しい想いをした。
選手が望んでやった事なのか?
甚だ、疑問だ。
この事で、彼女がフィギアを嫌いになってしまったら、更に悲しみが増す。
そんな意味でも、責任の所在をIOCは追及する義務がある。
1人のアスリートの選手生命を守る、義務がある。
そして、スポーツとは人同士の戦いであって、サイボーグを作り良い結果を残すことではない。
汗と涙の中で競い合ってこそ、意味のあるメダルに為っていく事を、忘れてはならない。
如風でした。