麦と蕎麦 | 頑固爺”如風”コースケのブルース

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人生は、麦と蕎麦に分けられると訊いた事が有ります。

俺は、農業関係の経験が無いので、実感としては解らないのですが。

麦は、寒く為る直前に種を撒き、芽生えた頃に霜に持ちあげられ、そして踏みつけられる。

俗に言う、「麦踏」。

こうして、強く、美味しい麦が刈り取られる。

そして蕎麦は、温かい夏に種を撒かれ、寒く為る前の秋に刈り取られる。

実に、楽な一生である。

振り返れば、俺などは正しく麦の人生だった。

しかし、蕎麦を羨ましいとは思わない。

逆に、可哀想にもなって来る。

そして大切なのは、麦の気持ちを、何時までも忘れては為らないと言う事だろう。