障がいがあるから、って… | 強烈自閉くんとの暮らし

強烈自閉くんとの暮らし

28才の自閉症の息子を育てている、落ちこぼれ母のつぶやきです。日々おだやかに暮らしたいのに、何かしら仕出かしてくれる息子…心がポキポキに折れてしまう事も多いけど、たまーに息子から素敵なプレゼントがもらえます。それを心の支えに日々頑張っています。

前記事で


自閉息子ぽん太が

お給料と賞与をいただいた、と書きました。


それに関連して、ですが



先日、障がいのある子を持たない友人に


『うちのお兄ちゃん(ぽん太)、○○で仕事させでもらって、

お給料は月に□□円もらっているんだよ。

時給に換算すると☆☆円くらいかな。』


と話してみたんです。


(障がいのある親同士では

子どものお給料の話はあまりしません。

子どもがいただいている工賃の話は何となく避けがち。

事業所が違えばいただく工賃は違うし

同じ事業所に通っていても全く同じ額、では無いし。)




障がいに関係の無い人だから

私も話してみたんですが



彼女、絶句していました。



『少なすぎてビックリした❓』


彼女に聞いてみると




『違う、そうじゃ無くて❗

1ヶ月頑張って働いているのに

障がいがあるから、って、普通の人とそんなに差をつけられるの、納得出来ない❗

あなたは何とも思わないの❓』



いや〜ビックリ。


健常の子しかいない人はそういう意見なんだ。



障がい者でも仕事がバリバリ出来る方は

一般企業の障がい者枠やA型で

たくさんのお給料を得られるけど



重度の人はそれは難しい。



職員さんに支援してもらいながら

自分のペースで作業している。


その仕事内容は

たくさんの収入につながるものでは無い。


それでも

毎日通えるところがあって

作業をさせてもらって

少ないながら工賃がいただける。


障がいのある子(特に重度)をお持ちの親御さんは


『お金は問題じゃないの。日中、毎日通える場所があるだけで感謝。』


そう話す方が多い。



私もそこに疑問を感じた事は無かったな。




障がいを持つ子がいない彼女には

絶対にわからない世界。



でも、障がいのある人たちにもっとお給料を❗と

思ってくれた彼女の気持ちが

少し嬉しかったです。