3月中に卒業記事が書けるか心配でしたが
何とか間に合いました。
ぽん太の出生から始めたこのシリーズ、
お読みくださり感謝します。
今回で終了です。
特別支援学校高等部の卒業式の日が来ました。
もうぽん太に無理はさせたくない。
卒業式に出られないならそれで良い。
ぽん太が決めた事だから。
ぽん太のしたくをし、学校の教室に送り
夫と私は卒業式が行われる体育館へ。
我が子が出ないかもしれない卒業式。
仕方ない。
卒業生入場。
ぽん太は
いました。
練習に全く出なかったのに
ちゃんと卒業証書を受け取り
最後まで落ち着いていました。
12年の学校生活。
終わる事がどれだけ不安だったか。
それでもぽん太の中で
『学生はおしまい』と区切りをつけたんだと思います。
卒業した翌年の文化祭に
卒業生として出かけました。
小学部から順番に周る。
あちこちから
『ぽん太くん、来てくれたの❗』と声がかかる。
中学部も
高等部も
私の知らない先生もたくさん。
みんながぽん太に声をかけてくださる。
『ぽん太先輩だ〜❗』
在校生のバスケ部の後輩たちに囲まれたぽん太。
ぽん太も嬉しそうだった。
バスケをやっていなかったら
先輩、なんて呼ばれることは無かった。
ぽん太は12年の学校生活で
たくさんの人と出会い、関わり
人間関係を築いた。
辛い事ばかりじゃなく
楽しかった事もたくさんあったはず。
卒業して10年経った今でも
学校に行きたがるから。