壊れる | 強烈自閉くんとの暮らし

強烈自閉くんとの暮らし

28才の自閉症の息子を育てている、落ちこぼれ母のつぶやきです。日々おだやかに暮らしたいのに、何かしら仕出かしてくれる息子…心がポキポキに折れてしまう事も多いけど、たまーに息子から素敵なプレゼントがもらえます。それを心の支えに日々頑張っています。

まず、前記事の

『自閉さんは嘘をつかない』という一文を訂正させて下さい。


実際、ぽん太は嘘をつきました。


ただ、私たちが付く嘘と

彼らが付く嘘は

本質的に違うのでは❓と思っています。


ぽん太は嘘をついている自覚は全く無くて

ただただ、苦しい状況から逃げたかった。


自分を守るために嘘をついたんだと思います。




ぽん太は夏頃から

自傷、他害がひどくなりました。



それまでもちょくちょくありましたが

身体も大きく、体力もある17歳の男。


本気で暴れられたら命の危険を感じました。


我が子だけど、攻撃して来る時は

猛獣、怪獣のようで

何を言っても通じない。


私だけでは無く

攻撃は夫や

まだ小学生だった娘にも及んだ。


夫とバトルになると収拾がつかなくなり

どちから死ぬかも、と本気で思いました。


児童精神科の診察が

半年に一度から一ヶ月に一度になり

薬の量は増えて。


この頃、

入院、施設入所も頭をよぎりました。



思春期、反抗期のイライラでは無かった。



攻撃して来るぽん太の顔には

怒りの中に悲しみがありました。


ぽん太も辛かったんだと思います。



ハンガーストライキ(食事の拒否)で栄養不足になり

点滴したこともありました。


自傷は目の辺りを思いっきり殴るので

失明しないか心配でした。



この自傷、他害は

この頃から4年以上続きました。