自分を守るために | 強烈自閉くんとの暮らし

強烈自閉くんとの暮らし

28才の自閉症の息子を育てている、落ちこぼれ母のつぶやきです。日々おだやかに暮らしたいのに、何かしら仕出かしてくれる息子…心がポキポキに折れてしまう事も多いけど、たまーに息子から素敵なプレゼントがもらえます。それを心の支えに日々頑張っています。

1年間、高校生活を頑張ったぽん太。


高2でクラス替えがあり

中学1年からずっと一緒だったMくんと分かれてしまいました。


そして担任は

バスケの顧問で体育教師のK先生。


私はK先生が担任になり少しホッとしました。

担任ならぽん太が抱える生きづらさを多少は分かって下さるかと思ったからです。


でもK先生はぽん太の表面だけしか

見ていなかった感じ。


そして、ぽん太はK先生が怖かったようです。


K先生は担任としては優しかった。

でも部活の顧問になると熱くなり厳しくなる。


その豹変ぶりがぽん太は理解出来なかった。


部活を辞めたい、とは言いませんでした。

一学年上のAくんがいつもぽん太を優しく見守ってくれていました。

Aくんがいたから部活を続けられたんだと思います。



そして、1年生の時と同じで

陸上選手に選ばれて。



ぽん太は2年生になって

一番最初の陸上の練習の時、


帰って来てから言いました。



『(陸上部顧問の)O先生に殴られた❗』



私はビックリして学校に電話し、O先生に事情を聞きました。



殴られた、というのはぽん太の嘘。


自閉さんは嘘をつかない、と言います。


ぽん太は陸上の練習がイヤ過ぎて

嘘か妄想か自分でもわからなくなっていたんだと思います。


そこまで追い詰められていた。


自分を守るために必死だったぽん太。


担任のK先生も、陸上顧問のO先生も

ぽん太に期待していただけにガッカリしたと思いますが

それがぽん太の障がいの重さ。


これがきっかけで陸上の選手から外れたぽん太。


これで良かったんだと思います。



17歳、多感な時期です。

他にも不安やイライラ、たくさんのストレスを抱えていました。



不安は怒りに変わり

怒りは攻撃となって私に向かって来ました。



ずっとしていたガマンが爆発したようです。